2013年02月02日

【202】歩き遍路25日目〈その4〉[2012年4月14日]

宿毛市内では、一巡目に通ったことがある遍路道ではなく、一本北側の道を歩いてみた。

モーニングがある喫茶店でも無いかなーと探していると、上手い具合に「マミむ」という喫茶店があった。
オールディ・モーニングと書いてあり、午後4時までやっているようだ。
少々勇気を出して、入ってみることにした。

店内に入ると、突然現れたお遍路さんに、ヒャーッという感じだった。ここは遍路道沿いではないので、お遍路さんが来ることは無いのだろう。500円のセットを頼んだ。
店員の高校生ぐらいのおねえちゃんは興味津々な様子で、何日目ですか?と質問が。なかなか感じの良い子だった。午前中の腹ごしらえを終え、出発した。

宿毛市街を抜けると、遍路道は何度も丘を登っては平地に降りるを繰り返すはず。

ここも一度通ったことがあるので、今回は県道7号線を通ってから北上し、遍路道に合流するルートを歩いてみた。田舎道ではないのだが、牛の姿も見られた。

分岐には、たまに見かける、文字が消えてしまった緑のテープが残っていた。こちらを歩く人もいるのだろう。 

へんろ地図で10.6kと書かれた大深浦の辺りで、通常の遍路道と合流するが、ずっと先に進んでいると思っていた愛媛のSさんが、ちょうど歩いてくるのが見えた。「おーい」と声を掛けると気付いてくれた。

宿毛市街からの、上ったり下りたりの道が最高に良かった、由岐の俳句の小径に匹敵するぐらいだ、というような話をしていた。

自分が以前通った時には、峠に向かうかと思えば平地に戻ったりを繰り返し、少々うんざりだったので、人によってこうも感じ方が違ってくるものなのか、と思った。  


Posted by こいったん at 22:22Comments(2)お遍路 第二拝(高知)