2013年10月28日

【305】歩き遍路35日目〈その6〉[2012年4月25日]

へんろ地図のH460 と書いてある分岐で写真を撮ったりしている間に、一人のご老人が追い越して行った。遍路衣装では無かったが、お遍路さんだろうか。

分岐を、へんろ地図通りに進む。道は下る一方かと思っていたが、少々上り道もあって、疲れ倍増であった。

先程のご老人の姿が前に見えているが、なかなか差が縮まらない。かなりの健脚である。H310からH180のジグザグコースを下りた辺りでちょうど一緒になり、小さな木のベンチがあったので、休憩とした。

宇和島から来られたそうで、年齢は85才との事だった。少々耳は遠かったのだが、85才で自分と同じペースで山を下りることが出来るとは、すごい方である。この方もお遍路さんだったが、番外を中心に周っており、その納経帳を見せてもらったりした。

休憩を終え、このご老人と一緒に出発する。道は、歩きの道から舗装路へと変わっている。

今日は「ビジネス旅館小松」に泊まる、との事だった。
この宿に泊まり、お肉を腹一杯食べたい気持ちもあって、行程を随分と迷ったのだが、今日いっぱい歩いて帰宅することで、ほぼ気持ちは固まっていた。

白滝奥之院の横を通る。ここは滝行が出来ると聞いた事がある。訪れる人は少なそうな感じだが、ご老人の話では、ここには納経してくれる方が常駐しているそうである。

さらに山を下ると、視界が開けてくる。大谷池には、利用はしていないが、新しいきれいなトイレが完成していた。
へんろ地図では、(甲)と(乙)のコースがあるが、(甲)のコースを選択した。  


Posted by こいったん at 20:08Comments(0)お遍路 第二拝(愛媛)