2013年10月19日

【302】歩き遍路35日目〈その3〉[2012年4月25日]

登り口には、「警告 悪路通行注意」と真新しい大きな看板が立っていた。ここ最近は天候も良いので、おそらく危険は無いだろう。

何年か前に、台風の影響で、道が通れなくなった時期があったはずである。現在では復旧しているが、工事の跡が随所に見られた。
急な渓流沿いを歩く所もあるので、大水になると道が壊されるようなことがあるかも知れない。

先程の登り口から(60)横峰寺までの標高差は445mだから、かなりきつい道のりである。

しばらくは普通の山道が続くが、九十九折の勾配のきつい道となってきた。何とか、休まずに歩き続ける。

突然、草むらから一人のお遍路さんが現れた。九十九折りが面倒になったのだろうか、道を短絡して、わざわざ藪の中を通ったようである。逆打ちのようで、今登って来た道を降りて行った。

きつい上りが続き、息が続かなくなってきた。一巡目の時に休憩したベンチの場所はまだ通っていないから、(60)横峰寺はもっと先のはずだ。
めげそうになりながらも歩き続けると、ようやくそのベンチの場所にやって来た。あと一息だろう。  


Posted by こいったん at 20:52Comments(0)お遍路 第二拝(愛媛)