2013年11月22日

【311】歩き遍路36日目〈その1〉[2012年6月17日]

伊予小松駅から歩いてすぐの(62)宝寿寺に、昼の12時11分に到着した。

まずは、大師堂で、打ち始めの報告と御加護の祈願をして行に入る、と「四国遍路ひとり歩き同行二人(解説編)」にも掲載されている。

大師堂にて般若心経他唱えて、今回の遍路旅を始めた。
境内にはもう一人、歩き風の方も参拝していた。

この(62)宝寿寺は昼休みの1時間は納経を行わない札所である。ちょうど今、その時間帯である。
前回、納経をしているので助かったが、納経所前のベンチには、納経を待っているのだろう、先程のお遍路さんが大きなリュックと共に昼寝をしていた。今回、初めて出会った歩き遍路さんである。

(62)宝寿寺を出発、国道11号線を進む。程なく、二か月前に立ち寄ったローソンに到着した。少し懐かしい。おにぎりを購入する。
建物横には、店内でも見かけたお遍路さんが地べたに座って食事をしていた。逆打ちとの事である。少し話をして、明るくお別れをする。幸先よく出発した。

(63)吉祥寺の前に、番外霊場の「芝之井」へと向かう。国道を右折し、小学校の脇を通る。少し道を間違えたようだ。
目星をつけた辺りに見当たらなかったので、ちょうど通りかかった地元の方に聞くと、もう少し先にあるとの事。

住宅街にひっそりと、水が湧いている「芝之井(芝井の泉)」があった。
弘法大師が杖を突いたら水が湧いた、と伝わる名水である。この言い伝えは本当によく聞く。昔の人にとっては、水はそれ程大事だったのだろう。  


Posted by こいったん at 21:00Comments(0)お遍路 第二拝(愛媛)