2015年01月18日
【447】歩き遍路49日目〈その2〉[2014年2月9日]
宿から1時間ほど歩き、へんろ地図にも掲載されているキャンプ場の横を通り過ぎた。その先に、ようやく何軒かの家が見えてきた。久々の人家である。
が、どうも誰も住んでいなさそうな雰囲気だった。ゴーストタウンだろうか。雪が積もっているので、人の出入りなどはすぐに分かる。
元々電器屋さんも兼ねていたのだろう、ナショナル~の看板が出ている。こんな場所に、といった感じだ。裏手には元学校風の建物も見える。
もしかしたら、昔はこの辺りの中心となる集落だったのかも知れない。といっても、全然民家は見当たらないのだが。
「入電記念碑」という石碑が雪に埋もれている。電気が通うようになった記念碑なのだろう、感慨深い。
もう少し進むと、分岐となった。へんろ地図の大屋敷橋である。
ここまで市営バスのデマンド運行が行われているので、集落があるかと思っていたのだが、辺りに人の気配は全く無く、普通の小さな橋である。
車の轍はそのまま道なりに進む方が優勢となっているが、「大滝山右」の看板に従う。遍路シールも貼ってあり、右を指していた。
へんろ地図では、橋を渡ってすぐに左に入るようになっていたが、そのような道は見つけられず、結局、車道を進むことになった。