2021年03月24日

【3巡目-623】 モエ坂、河口、62番宝寿寺へ [2019年3月19日]〈その15〉

【3巡目-623】 モエ坂、河口、62番宝寿寺へ [2019年3月19日]〈その15〉全く車が通らないので、歩いていても楽しいものである。つり橋があったりして面白い。

期せずして、細野というバス停が現れる。
周囲に集落は見られず、山へと向かう石段だけがある。車が入れない集落なのだろうか。

その少し先に細野集落への車道分岐があったのだが、「細野 王子」と書かれた汚れたプレートや朽ちた看板があった。
細野王子社なるものがあるようである。一体何だろうかと、不思議な気持ちになった。

帰宅してから調べてみると、麓の石鎚神社本社から、石鎚山の頂上社までに36の王子社があるそうである。「王子社」というのがよく分からない。

石鎚神社のHPによると、神仏混淆(しんぶつこんこう)時代のなごりで、子供の姿で現れた神様が祀られている、との事だった。

【3巡目-623】 モエ坂、河口、62番宝寿寺へ [2019年3月19日]〈その15〉河口集落から3~40分歩いた所で、ようやく次の集落が見えてきた。ここは人が住んでいるのだろうか。

集落の入口付近の県道に、ずっと探していた、車用の距離表示の看板があった。
小松まで15kmとなっている。

ただ今の時刻は午後2時16分、2時間半で15kmだと、時速6kmで歩かなければならない。
(62)宝寿寺の納経には間に合わなさそうである。

県道を一旦離れ、集落内へと入るが、やはり人の気配がしない。ここもゴーストタウンか、と思ったが、人の住んでいる家が見られるようになり、郵便局まで登場してきた。
へんろ地図では、「千野々」というバス停のある集落だった。



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