2015年08月06日

【3巡目-10】 1番霊山寺から5番地蔵寺、別格1番大山寺 〈その9〉[2015年1月10日]

荒地から、少し鬱蒼とした場所に入ると、道端にこんな落し物が。

年末年始に歩き遍路を敢行した方だろう、日付、宿名、連絡先が書かれた紙切れが落ちていた。

12月31日に民宿吉野、1月1日は植村旅館となっているが、1月2日は民宿ちば、となっていた。歩きだけでは不可能に近いと思われるが、バスなども利用されたのだろうか。

営業している宿も少なく、こうしたプランになったのか、あるいは初めての遍路で、計画に無理があったのか、と勝手に想像を膨らませる。

持って帰ろうかとも思ったが、落ちていた場所にそのまま戻しておいた。今にして思えば、ゴミとなってしまうので回収しておけばよかった。

道端には、昨年の冬遍路で覚えた、ロウバイの黄色い花がすでに咲いているものがあった。
この黄色い花は、冬遍路の象徴のように思えてきた。

細い小道を抜けると、ログハウスの家があり、犬が吠えている。これは記憶に残っている。その先に、うどん屋さん「萌月」がある。

二巡目の時、この店の方に声を掛けてもらったのだが、お断りしてしまったこともあり、今回同じようなことがあればお世話になろうかと思っていたが、特に何もなく、先へと進んだ。

視界が開け、前方に高速道路の高架橋が見えている。(4)大日寺へは、扇状地の扇頂へと向かう印象がある。  


Posted by こいったん at 17:29Comments(0)お遍路 第三拝(徳島)