2020年06月16日

【3巡目-545】 三坂峠 [2019年2月18日]〈その7〉

【3巡目-545】  三坂峠 [2019年2月18日]〈その7〉三坂峠の長い坂を下る。
松山市街がやや霞みつつも見渡すことが出来た。

小学生による遍路札が励ましてくれる。恐らく、ここ数ヶ月中に付けられたものだろう。
古くからの道しるべが土に還りつつある中、新しい札が取り付けられているのは嬉しいことだった。

三坂峠から長い下り道を進み、土の道から簡易舗装の道路になるとさらに急勾配となる。峠から44分も掛かり、ようやくお接待所の「坂本屋」に辿り着いた。

冬場を除く土日だけの開設と聞いており、残念ながら今日は扉が閉じられている。
トイレは自由に使えるようになっているので、お借りすることにした。ベンチは屋根下にあり、雨の日でも一休み出来そうである。

【3巡目-545】  三坂峠 [2019年2月18日]〈その7〉坂本屋からは里山を歩く、といった言葉がピッタリで、車通りの少ない車道や、ちょっとした山裾の小道に入ったりと、天気が良かったこともありのんびりと歩くことが出来た。

「網掛石」まで来た所で、草の上に座って一休みすることにした。「いやしの宿八丁坂」にて作ってもらったおむすびを一個食べ、のどかな時間を過ごす。草の感触が気持ち良かった。

道路を挟んでお大師さんがジッとこちらを見ている。網掛石は、確かに石に網を絡めたようになっていた。
この先、へんろ地図では、二つのコースに分かれることになっている。これまでどちらを歩いたのか、全く覚えていない。今回は歩いていない方の道を進んでみよう、と少々気合が入っていた。



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