2013年09月09日
【288】歩き遍路34日目〈その1〉[2012年4月24日]
部屋に戻ってふと気付いたのだが、そんなに早く出発しても、(56)泰山寺で納経所が開くのを待たなければならなくなるのではないだろうか。
朝5時50分頃に「笑福旅館」を出発した。5時台に宿を出るのはおそらく初めてだろう。
静かに出立するつもりだったが、女将さんが出て来てくれ、この先の道案内、そしてミルクティーを渡してくれた。
この時期は日も長いので、この時間でも既に明るくなっていた。
前回とは違うルート、ということで、宿前の道路をそのまま進んでみた。へんろ地図の赤い線の一本北側の道である。遍路道には指定されていないが、この辺り独自の、表札のような遍路札が誘導してくれた。
沖縄のOさんが、納経所前のベンチにいた。朝食のパンを食べながら、少し雑談をする。やはり、納経時間のことを考えずに出発してしまったそうである。あと30分は待たなくてはならない。もう一組、納経待ちの方たちがいた。
昨日同宿した、もう一人のお遍路さんの話になり、あの人も色々言いたいことあるんやろうね、と話された。何と優しい気持ちを持たれているのだろう。自分は単にうんざりしていただけだった。
7時10分前には納経所が開き、納経してもらえたので、Oさんとは同じような時間に(56)泰山寺を出発した。
Posted by こいったん at 20:15│Comments(0)
│お遍路 第二拝(愛媛)