2013年04月12日

【233】歩き遍路28日目〈その3〉[2012年4月18日]

国道から一旦下方に降りて、山裾の家々をつなぐ道を歩き、鳥坂番所跡の辺りで山道に備えて、再び休憩とした。
先程、サンクスの辺りで見かけたお遍路さんが来ないかなーと思ったが、姿は見えなかった。峠に向けて出発とする。

山道を登った所で、何ヶ所か視界が開ける場所がある。今日歩いてきた田園地帯がきれいに見渡せる。
峠への道はわりと道幅があり、大昔には車道として使われていたのかも知れない。

12時半、鳥坂峠に到着である。標高は470mだが、麓の標高も300mと高いことから、それ程のきつさはない。峠は視界が開けず、鬱蒼とした場所であり、一休みする場所も無かったので、すぐに下りの道へ進む。

林の中に古びた拝殿のような建物があり、近付いて観察する。このような山奥では、整備する人もいないのだろう。

歩きの道から車道となる。はるか下方に、トンネルの出口付近が見える。歩いているお遍路さんの姿が見えた。先程、サンクス付近で見掛けた方のようだ。
ここからは国道に下りる道もあったが、そのまま道なりに進む。

しばらくは、遍路道っぽくない、林道となる。所々にへんろ札がぶら下がっている。記名があり、一巡目の時に宿泊した、大洲の「ときわ旅館」の方が付けてくれたようである。
「ときわ旅館」に宿泊した際、この林道に道しるべが無くて、道が合っているのか不安な思いをした、と若いご主人に話をしたのだが、もしかして、その後、設置してくれたのだろうか。
林道沿いでは、椎茸の栽培か、地元の方が団体で作業をしていた。あいさつをして通り過ぎた。  


Posted by こいったん at 21:55Comments(2)お遍路 第二拝(愛媛)