2014年04月22日
【365】歩き遍路41日目〈その9〉[2012年6月22日]
その内、川の中が遍路道となった。間違えて歩いているのかとも思ったが、川の脇の木に遍路札がしっかりとぶら下がっているし、他に道は見当たらない。
これまでの雨で遍路道に水が溢れているわけではなく、元々川の中を歩く設定のようだった。通常は枯れ川なのだろう。
仕方ないので、川の中をズブズブと歩いて道を下った。こういった体験も面白い。
長い九十九折の下り道が続く。予想以上に時間を要してしまった。
砂防ダムのある明るい場所にやっと出てきたが、草ボーボーである。草丈1mくらいあるだろうか。
集落の案内板があり、「白方越え旧へんろ道清掃御協力依頼」という張り紙があった。この道にも定期的に遍路道の整備に携わってくれている人たちがいらっしゃるようで、とてもうれしい気持ちになった。
この地域には「七ヵ所まいり」という風習があるようで、この道もルートに入っているようである。
古い石碑が結構残されている道を進んで行く。
JR予讃線の線路が見えてくる。工事をしており、警備員さんの指示に従うが、へんろ道が分からなくなってきた。
程なく、どこかの大きなお寺の境内に到着した。