2013年05月29日

【254】歩き遍路30日目〈その9〉[2012年4月20日]

槇の谷からの山道の頂上付近に到着した。
「へんろ道保存協力会」のへんろ札、そして鯖大師明善さんの黄色いへんろ札もあり、元気づけられる。

ここからは、森の中の高低差の少ない道となる。ここまで来て、通行止だったらどうしようか、と不安になり、急ぎ足で歩く。
すると、一ヶ所、崖崩れしている場所があった。ここが落石のおそれありの地点だろうか。ただ、崩れていた土砂の上を歩けば難なく進むことが出来た。

徐々に道幅が狭くなってきた。草木が覆いかぶさってきつつあるが小走りで通り過ぎると、まもなく見覚えのある、茶店があったという、八丁坂との合流点にたどり着いた。

通り抜けることが出来て、本当に一安心した。あとは(45)岩屋寺までもう少しだ、と思ったが、意外とこの先が長い。若干の上り下りがある道を進む。

尾根を通る道になるのだろうか、崖下を見ると、目が眩んでしまいそうな区間もある。落ちたら終わりだろう。

道は下りとなる。ここは、歩きにくい道であり、慎重に下る。(45)岩屋寺の敷地に入って来たのだろうか、逼割禅定(せりわりぜんじょう)を通過し、お寺に到着した。  


Posted by こいったん at 21:15Comments(0)お遍路 第二拝(愛媛)