2014年12月03日
【438】歩き遍路48日目〈その4〉[2014年2月8日]
道路はコンクリートがうっすらと見えており、今まで苦労して歩いていたのが嘘のように歩きやすい。山道を歩いて身体にもエンジンが掛かったようで、快調に進んで行く。
道は雪で狭くなっているので、前後から車の気配を感じたら、対向車線に渡ってやり過ごす、を繰り返した。
少々危険ではあるが、轍以外には雪が積もっていたので、車を運転している人にとっては、歩行者を除けるのは一苦労だろうし、こちらも邪魔をしているようで気が引けるので、この方法で進んでいった。幸い、この天候では交通量も少なかった。
少し進むと、車道の分岐がある。車はこちらからのようだ。
分岐には小学校があるのだが、どぶろぐ~と大きな看板が出ている。地域おこしとはいえ、まさか小学校でどぶろぐを販売するわけはないから、おそらく廃校になってしまったのではないだろうか。
「馬草」「力石」と印象的な地名が出てくる。「力石」には、弁慶が持ち上げたと伝えられている石塊があった。
折からの積雪で、タイヤ交換をしている家があった。この辺りに住んでいる人は、スタッドレスタイヤを持っているのだろうか。
もう少し先の「中山」という集落は、へんろ地図にもバスの時刻表が掲載されているので、あーここが中山か、という感じだった。