2019年10月04日

【3巡目-440】 野井坂へんろ道② [2017年8月28日]〈その5〉

宮崎橋を渡った所に少し草が生えている。その辺り、マムシに気を付けるように、と助言をもらい、軽トラのおじさんは去って行った。

10m程、草が生えている部分があったが、「野井坂へんろ道」で草が生えていたのはここだけで、後は歩きやすい道が続いていた。
その部分に石仏が並んでいた。明治、と周防の文字は読めた。

ジグザグと歩きの道を上る。今回の遍路旅初の山道となる。草はほとんど生えていない。3分程で車道に出てくると、見覚えのある擁壁が現れた。ここの写真は色々な所でよく見掛ける場所である。

道端で一休みする。
野井坂の峠は243mあるとの事で、それ程の高さでは無いのかも知れないが、最近息が続かないし、夏場でもあり、気合を入れなければならない。

ここから峠まで、休憩しないで根性で上ってみることにした。
擁壁を上ると、再び山道となる。
すぐに、炭焼き釜の跡のような、石積みの円形の遺構があった。

上りが続き、すぐに息が荒れてくる。いつもだったら立ち止まって息を整える所だが、そこは根性と自分に言い聞かせて、上り続けることが出来た。気持ちの問題と言うのは、意外と影響があるようである。  


Posted by こいったん at 23:57Comments(0)お遍路 第三拝(愛媛)