2014年10月18日

【426】歩き遍路46日目〈その13〉[2012年6月27日]

【426】歩き遍路46日目〈その13〉[2012年6月27日](88)大窪寺を過ぎてからは、遍路シールなど、道しるべが急に少なくなり、歩いている道が合っているのか、少々不安になってくる。

五名トンネルの手前の分岐までやって来た。白鳥温泉へはこのトンネルをくぐった方が楽そうである。

この先、遍路道は山越えとなるが、辺りは薄暗くなってきているし、おそらく草も生えているだろうからマムシの心配もある。
少々迷ったが、ここはやはりトンネルは使わず、遍路道を歩くことにした。
少し進むと、(11)切幡寺への道との分岐となった。左が與田寺である。
ここで、広島のお姉さんともお別れである。(75)善通寺から(76)金倉寺の間でお見掛けしてから、4日間の出会いでした。

【426】歩き遍路46日目〈その13〉[2012年6月27日]ここから少しの山越えである。東海図版の地図には、(45)岩屋寺の手前と同じ、「八丁坂」と書かれている道である。

薄暗くなりつつある竹林の中の道をそそくさと通り抜ける。指差しの分かりやすい遍路石があり、白鳥三里 三番七里と書かれてある。もう少しじっくりと歩いてみたい峠道であったが、日没間近とあっては仕方がない。

20分ほどで車道に合流した。おそらくこの道を歩くお遍路さんはかなり少ないだろうが、それ程荒れた感じはなかった。

へんろ地図によると、この辺りには西教寺道というルートがあったり、白鳥神社を経由する方法もあったり、古い遍路石がしっかりと残っているなど、歩いてみたい道がたくさんある。
この辺りだけ歩いてみたいのだが、やっぱり1番から順番に回って、ここまで来ないとならないかなあ。



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この記事へのコメント
こんにちは
私の場合、10年あまり前でしたから、あまり記憶に残っていませんが、五明トンネル開通前の白鳥温泉方面への歩き道は八丁坂越えに限られるでしょうね。古道の面影を残す歩き応えのある道でしたね。

掛け連れの方とお別れする時はいくばくかの寂しさがこみ上げますね。私は、波長の一致する方以外は掛け連れを敬遠していましたからとりわけ惜別の念が強かったのかな。まして、お相手が妙齢の別嬪さん(?)だったらことさらでしょうな(笑)

遍路案内表示が目に付きにくくなってくると確かに不安になりますが、「これぞ遍路」の思いが強くなってきます。何かに守られながらの道行きから卒業したようで・・・。まるで、義務教育を卒業し、高校の校門をくぐるような・・・。
Posted by 越前おろしそば at 2014年10月19日 12:44
こんばんは。八丁坂越えは、今年の冬の遍路の時に再び歩こうと通りかかったのですが、既に日没で真っ暗、断念しました。トンネルが出来る前は、地図で見る限り他のルートは無さそうなので、八丁坂しか無かったのでしょうね。

別嬪さん、って久しぶりに聞いた懐かしい言葉です(笑)
掛け連れもそうですが、前になり後になりして歩いていたお遍路さんと別れるのもとても寂しいです。一期一会なので、もう一生会うこともないのか、と思うとなおさらです。あの時出会ったお遍路さんは、今頃〇〇才くらいになったのかなぁ、と考えることもあります。
Posted by こいったんこいったん at 2014年10月19日 21:43
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