2020年11月19日

【3巡目-589】 58番仙遊寺宿坊 ② [2019年3月17日]〈その18〉

心配していた食事量だったが、ご飯はお替り自由でお腹いっぱいに、おかずはそんなに少ない印象はなく、ビールも注文可、で大満足でした。

向かいに座っていたのが、お風呂でも一緒だった方で、群馬から来られたそうである。
今日は途中からずっと顔を合わせていたはずなのだが、この時も気が付かなかった。

年男で72才になる、四巡目という事で、これまでは通し打ちをしていたが体力の低下もあり、今回は二国打ち、もう最後の遍路かな、との事だった。

88番大窪寺まで、全ての宿を予約済みなので、宿へと向かうのみ、だそうで、こちらの存在に気付かないのも納得である。周りを見る余裕も無く、必死に歩いているのだろう。

今日は、同じく旧北条市の太田屋さんに泊まっていたそうで、自分より遅い午前7時に出発したそうだから、ジョイフルで大休憩している間に追い抜かれたのだろう。

かかとや親指と中指の間の甲の部分が痛い、と話していた。
明日も同じ宿、「ビジネス旅館小松」に泊まるそうなので、楽しみである。

他のお遍路さんもビールを注文しており、楽しい夕食となった。  


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2020年11月16日

【3巡目-588】 58番仙遊寺宿坊 ① [2019年3月17日]〈その17〉

(58)仙遊寺の宿坊には、午後5時9分の到着、と頑張った甲斐があって、思った以上に早く入ることが出来た。
従業員らしきおばちゃんが出迎えてくれる。
厨房にビール瓶が置いてあるのが、真っ先に目に入ってしまった。聞いてみると、ビールの注文OKだそうである。

早速、お風呂へと向かう。
温泉、ということで、脱衣場には温泉分析表が掲げられていた。善通寺のような大浴場を想像していたのだが、洗い場が3つの、小さな浴室だった。それでも大きな湯船に浸かれるのは、嬉しいものである。

先客の方が一人いらっしゃる。足の指にいっぱいテーピングを巻いている。歩き遍路さんだろう。

この方が、(54)延命寺から何度も顔を合わせていた群馬の方だったのだが、この時には分からなかった。
時間が無くて、テーピングを外す間もなくお風呂に来たそうである。

入浴を終え、洗濯物を回し、夕食の時間になったので食堂へと向かった。

今日の宿泊客は8人のようで、車遍路が4人、歩き遍路が4人で、たまたま車と歩きでテーブルが分かれ、それぞれ話が盛り上がっていた。その後は双方、情報交換で話を交わすことになった。
  


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2020年11月13日

【3巡目-587】 58番仙遊寺へ [2019年3月17日]〈その16〉

暮れなずむ山道をトボトボ歩き、慰霊碑や東屋などが固まっている場所に辿り着いた。

先程追い越していった作業用の大きなトラックが止まっており、運転手の青年が、宿坊にお泊りですか、車に乗って行きますか、ここからが大変、と声を掛けてくれた。

車お接待はもう断らずにお受けすることに決めていたはずなのだが、いつもの癖で、歩いて行きます、とついつい応えてしまった。
なぜ断ってしまったのか、と未だに後悔している。

この、声を掛けてくれた青年は、お寺に出入りしている業者の方かなあ、と思っていたのだが、翌朝のお勤めにも参加されていた。同じお遍路さんで、(58)仙遊寺で修業をしているようであった。

(58)仙遊寺の山門前までやって来た。

ここから20分掛かる、と表示があったように思うが、手すりを利用しながら走って石段を上がり、5分で境内に辿り着いてしまった。まだまだ体力は残っていた。

背を向けたお大師さんが迎えてくれる。
お参りは明日にして、宿坊へと向かった。本堂に向かって、右の方に入口があった。



本日のコースタイム
北条水軍YH6:42→11:10ジョイフル今治大西店11:57→12:44(54)延命寺13:09→13:57(55)南光坊14:18→15:08(56)泰山寺15:28→16:05(57)栄福寺16:28→17:09(58)仙遊寺宿坊


歩行距離:36.1km
 歩数  :53858歩
最高気温:14.5℃
最低気温:3.7℃[今治市]  


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2020年11月10日

【3巡目-586】 57番栄福寺、58番仙遊寺へ [2019年3月17日]〈その15〉

(57)栄福寺を出発する。
いつものへんろ地図では一本道だが、東海図版の地図では、二つのルートが書かれている。

犬塚池の畔を進むのが一般的だが、違う道もあるようなので、そちらを歩いてみよう、と考えていた。が、道を発見出来なかった。

(57)栄福寺から坂道を下りて、そのまま直進すれば良かったのかも知れない。こちらの道を歩くと、「ヘンロ小屋第23号仙遊寺接待所」の前を通ることになるのだろうか。

山裾に沿って進み、分岐となり、土の農道となる。手作りの看板が案内してくれるが、色が薄くなってきている。以前はこういった、個人の方が作った遍路札がもっとあったように思うが、最近、新しく掛けられたものはほとんど見なくなってしまった。

前方にダムのようなものが見えてくると、犬塚池である。この辺りから、少しずつ上りとなってくる。

藪に覆われかかった、簡易トイレを発見した。へんろ地図のWCマークはここだろうか。緊急用である。

池の右側の林の中に、歩きの道が続いている。一旦車道を横断し、採石場の横を通り抜けると再び車道に合流、しばらくは舗装路歩きである。結構、勾配がきつい。

夕方5時過ぎだからか、参拝の車もあまり通り掛からない。遠くに、今治市街やしまなみ海道も見渡せるほど眺めの良い場所があった。  


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2020年11月07日

【3巡目-585】 57番栄福寺 [2019年3月17日]〈その14〉

(57)栄福寺に向かって、車道から山裾の小道へと入る。
ここは確か土の農道だったはずだが、白いコンクリートに変わってしまっていた。

この先の道は記憶に残っていなかったが、道しるべ通りに進み、(57)栄福寺に到着した。午後4時5分である。

山門は無く、小ぢんまりとしたお寺である。もう少し上がった場所に神社があるようなので、神仏分離とかでこうなったのだろうか。
入ってすぐに、木造で小さくきれいなトイレがあり、利用させてもらった。

本も出している若い住職さん、との事で、駐車場の字体も今時であった。

群馬の方も先に到着していたが、早々に出立していった。後で聞いた話では、(58)仙遊寺の宿坊に午後5時には到着したいと思い、急いでいたそうである。

本堂の軒下には、お寺の説明文でよく書かれている、足腰が不自由な少年が治癒しそのご利益に感謝して昭和8年に奉納された、と言う箱車が置かれていた。

静かにお経を唱えたい所だったが、本堂横の廻廊で工事をしている。工事音なら仕方ないのだが、職人さんの大声での世間話が煩くて集中出来なかった。
  


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2020年11月04日

【3巡目-584】 56番泰山寺、57番栄福寺へ [2019年3月17日]〈その13〉

(56)泰山寺から一直線に進む。
川の手前に、ヘンロ小屋、そして「四国遍路無縁墓地」、と最近建てられたような石碑があった。手を合わせる。

「渇水期に川の中を歩いた旧遍路道」、とへんろ地図に書かれている、蒼社川の所までやって来た。

今は渇水期なのか、河原に水の流れが見られない。本当に渡れるのでは、と思ったら、ずっと奥の方に水が流れており、歩いて渡れそうには無さそうな水量だった。

歩道の無い川沿いの道を進む。前方に群馬の方が歩いている姿が見えるので、何となく楽しい。

蒼社川の大橋を渡ると、小川に沿って車道と反対側に歩きの道が続いている。
そちらの道へ入るものの、早々に草に覆われて歩けそうになくなってしまい、車道へと戻る。以前は歩けたのだが。

周辺では、高速道路建設の工事が行われていた。そのためか、へんろ地図に載っている休憩所は壊されたのだろうか、見当たらなかった。

この辺りから、(57)栄福寺へは二つのルートがある。
どちらも歩いたことがあったかなあ、と記憶が曖昧である。今回はメインと思われる方の道を進むことにし、そのまま直進する。
元より、もう一つの道への道しるべは見当たらなかったから、歩くお遍路さんもほとんどいなくなっているだろう。  


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2020年11月01日

【3巡目-583】 56番泰山寺 [2019年3月17日]〈その12〉

ローソンで買い出しをし、遍路道へと戻り、(56)泰山寺へと向かう。

車道から、石垣に沿った小道へと入り、(56)泰山寺に到着となった。山門が見当たらなかったので、間違えて車用の進入口から入ってしまった。

後から到着した群馬の方だが、ペースアップしたようで、早々に出立していった。きっと、同じ(58)仙遊寺の宿坊に泊まるのだろう。

北海道の奥様もやって来て、今日は(57)栄福寺まで歩いてからバスで戻る、との事だった。丁度良い時間にバス便はあっただろうか。北海道の方とは、これでお別れとなった。

(56)泰山寺からの道は、パチンコ屋の横を通って、と、わりとはっきり記憶がある。覚えている道と忘れている道の差は何だろうか。

群馬の方が歩いている姿が射程圏内に入ってきた。前後にお遍路さんが歩いている姿を見るのは、いつ以来になるだろうか。懐かしくもあった。

歩くピッチは自分よりも早いのだが、速度は遅いようだ。こちらは写真を撮りながら歩いているので、追い付きそうで追い付けなかった。

この群馬の方、ひたすら前だけを見て歩いている印象はしていたが、後で話を聞くと、(54)延命寺からずっと顔を合わせていたのに、こちらの存在には全く気付いていなかったそうである。  


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2020年10月29日

【3巡目-582】 55番南光坊、56番泰山寺へ [2019年3月17日]〈その11〉

(55)南光坊を出立する。
今日の宿は(58)仙遊寺宿坊、とまだまだ距離はある。のんびりとしている訳にはいかない。

夕食が午後6時からなので、その前にお風呂にも入りたいから、頑張って歩いて5時半前には到着したい所である。

二巡目の時に泊まった「笑福旅館」には貼り紙があり、「ビジネス旅館笑福」として別の場所に移転した、との事である。老夫婦がやっていたから、世代交代したのだろうか。

(56)泰山寺に向かって一直線に、あまり広くは無い車道を進む。前にここを歩いていた時、練習中の今治西高校の野球部員に挨拶されたことがある。今回は、練習試合をしており、大きな声が響き渡っていた。

国道196号線まで来ると、当てにしていたへんろ地図にも載っているコンビニが、とんかつの「かつや」に鞍替えしていた。
幸い、反対方向100m程先に、ローソンが出来ていた。少し寄り道をする。

(58)仙遊寺の宿坊は精進料理と聞いており、お腹がすいて困っては何なので、念のため、食料の調達、水分の確保、アルコールを購入しておく。
ここが恐らく、仙遊寺までの最終コンビニでは無いだろうか。  


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2020年10月26日

【3巡目-581】 55番南光坊 [2019年3月17日]〈その10〉

遍路シールがあり(55)南光坊への近道を示しているが、確か山門は国道沿いだったかと思うので、遠回りをして境内へと入った。すっきりとした印象がある。

お参りを終えると、(54)延命寺で見掛けて先に出発したはずの、群馬のおじさん、そして北海道の奥様もやって来た。

北海道の方に、道を間違えたのでは、と声を掛けると、バスに乗ってきた、との事だった。タイミングよくバス便があったそうで、公共交通機関も利用しながら周っているそうである。

今日はどこまで行くのか、まだ決めていないそうである。この先、泊まれる場所は、この(55)南光坊のある今治市内か(59)仙遊寺の宿坊では、とお話しすると、その辺りはご存知のようだった。

(55)南光坊でのメインイベントとして、納経書きの「ひら田さん」にお会いすることであり、結構、有名人のようである。

二巡目の時に、写真にあるように、味のある名札を書いてもらい、今も納経帳に挟んである。
今回も一筆書いて頂きたい、と考えていた。

空いていそうな頃合いを見計らって、納経所へと向かった。中に入ると、お坊さんが納経をしてくれており、「ひら田さん」はいらっしゃらなかった。残念である。  


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2020年10月20日

【3巡目-580】 55番南光坊へ [2019年3月17日]〈その9〉

(55)南光坊へ向かうにあたって、一巡目の時に「大谷霊園」の中を通ったのだが、どこかで道を間違え、違う場所に出てしまっていた。
今回は、へんろ地図の通りに歩きたい、と考えている。

写真の場所で、石段を上がって丘の上に向かうのが正解だった。多分、ここは通っていないと思う。
普通に歩いていて、道しるべがちゃんとあったので迷うことは無かった。10年前はどうして間違えたのだろうか。

石段を上ると、公園になっており、広場を抜けると車道があり、警備員が仕事をしていた。春のお彼岸で、お墓参りの車を誘導していた。

道は下りとなり、両側にお墓が並んでいる。確かに、知らない道であり、道しるべがたくさん残っていた。
無事、大通りに合流し、へんろ地図の通りに歩くことが出来た。

今回、大谷霊園の遍路道を通ったことで、へんろ地図四国全体のメインルートの赤い線の道は、記憶にある限り、完歩出来たのではないだろうか。

お城のある建物が見えてくると、今治市内となる。やや危ない系の方の豪邸かと思い調べてみると、お城好きの方が作られたマンションのようであった。
住宅街を抜けると、歩道の無いちょっと歩きにくい道となるが、すぐに大通となった。こちらは歩道も広くなっている。  


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2020年10月17日

【3巡目-579】 54番延命寺 [2019年3月17日]〈その8〉

(54)延命寺の境内に入ると、古くて渋かった売店が新築になってしまっていた。
他のお寺には無い独特の雰囲気があったので、残念ではあるが仕方がない。

赤いリュックが二つ置かれている。歩き遍路さんが先着しているようである。

お一人は、今日と明日同じ宿になる、群馬から来られた方である。久し振りに、現役のおじさん遍路を見たような気がする。一番、歩き遍路をしている数が多い世代のはずなのだが。

参拝を終え、駐車場のトイレへ向かうと、もう一つのリュックの持ち主、還暦くらいだろうか、女性の歩き遍路さんと会い、言葉を交わす。
この方は、北海道から来ている、と後で群馬の方から聞いた。

トイレを済ませ、(54)延命寺を出発する。
遍路道は、最初の山門を出てすぐに左方向へ進むのだった。

先程の女性お遍路さんは、県道の方へと行ってしまっていた。あの時気付いていれば声を掛けたのに、と思う。

(54)延命寺からは、のどかな田舎道となり、お地蔵さんを見ながらの歩きとなった。なかなかよい雰囲気である。
前回は、延命寺から(56)泰山寺へと向かって歩いたので、この辺りは10年振り、という事になる。  


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2020年10月14日

【3巡目-578】 大西、54番延命寺へ [2019年3月17日]〈その7〉

ジョイフル今治大西店を出てからは、旧道に戻らず、国道をそのまま進む。

へんろ地図を見ていて気が付いたのだが、確かこの辺りにビジネスホテルがあったはずで、最新版では掲載されていなかった。

どこだったかなあ、と探しながら歩いていたら、大きな老人ホームの手前にあった。張り紙があり、もう営業はしてなさそうである。

その内、国道は大型店などは無いが、片側二車線の大通りとなる。
しばらく大きな国道を進んでから、旧国道らしき道へと入ると、商店や民家などが連なるようになる。歩道が無く危険な場所も一部あるので、気を付けなければならない。

脇道へと入り、「近見二郎坊」の前を通る。
トイレをご自由にご利用下さい、となっているが、ここは営業しているのか、へんろ地図が買えることになっているが本当に?、といつも謎に思っていた。

帰宅してから調べてみると、(54)延命寺の境内にあるお店が近見二郎坊となっており、こちらがメインになっているのかも知れない。

小さな山門をくぐると、駐車場とトイレがある。
もう一つ門をくぐると、(54)延命寺の境内となった。北条から6時間ちょっとでの到着でした。  


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2020年10月11日

【3巡目-577】 大西、54番延命寺へ [2019年3月17日]〈その6〉

再び旧道に入ると、国道越しに「星の浦海浜公園」が見えてきた。

真夏の遍路の時に、ここで海水浴を、という希望もあったのだが、春先に通過することになった。この先、海で遊べそうな場所は無さそうである。

旧大西町へと入って旧道を進み、一旦国道に出ると、目的地の「ジョイフル今治大西店」があった。

午前11時10分の到着だったから、4時間半以上、ほぼ歩き続けたことになる。
今日は日曜日なので混雑を心配していたが、昼にはちょっと早かったので、大丈夫だった。やっとひと心地つく。

店内には、家族連れや中高生らしき青年たちで、そこそこ賑わっていた。

近くのテーブルには、おじさん軍団がおり、電話で知り合いを呼び出していた。その内、呼び出された夫婦もやって来て、まるで近所の居酒屋である。

帰る間際には、老婆のシスターたちもやって来た。近くに教会があるのだろうか。
酔っ払ったお遍路さん(私)もいるし、「人種のるつぼ」状態で可笑しかったです。

45分程も滞在して、店を出た。後は、(58)仙遊寺まで、休憩なしで歩き続けるつもりである。  


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2020年10月08日

【3巡目-576】 伊予亀岡、54番延命寺へ [2019年3月17日]〈その5〉

亀岡の集落を歩いていると、古びた商店に、「踏切防護協力員 赤旗 信号炎管」と言う、小さな赤いプレートが掲げられていた。

今はおそらく無いと思うが、昔はそんな協力員と言う制度があったのだろうか。

伊予亀岡駅まで50m、という標識が出ていた。
トイレに行きたかったのだが、遍路道を外れて50m、に迷ってしまう。駅は見えているものの、通過してしまった。

歩き遍路同士なら、この気持ちを分かってもらえるだろう。

昔からの街道だった雰囲気のある道が続いていた。分岐があり、さらに細道へと入ると、線路に沿ったいい感じの道になった。

こんな道があったのか、と一度この辺りは歩いているはずだが、記憶から飛んでしまっていた。ここで、列車が通過してくれれば良かったのだが。

この、伊予亀岡駅付近の旧道は、なかなか変化に富んでいて、面白かった。

へんろ地図を眺めながら、旧道を丹念に辿る。
立憲民主党の枝野代表が今治に来る、という事で、宣伝カーが抜きつ抜かれつで賑やかに走っていた。  


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2020年10月06日

【3巡目-575】 菊間、54番延命寺へ [2019年3月17日]〈その4〉

国道196号線を進んで行くと、お馴染み、太陽石油の工場が見えてくる。相変わらず格好良く、写真を撮りまくる。

その工場の一角に、ローソンが見えていて驚いてしまった。店は閉まっているようだが、一般人は入りにくそうなあの場所で、24時間営業しているのだろうか。

帰宅してから調べてみると、平日の日中だけ営業しているようである。最近、病院などでも日中だけ営業のコンビニがあったりするから、その類なのだろうか。
国道沿いに案内板があり、お接待所が有るので休憩していって下さい、との事で、場所はそのローソンだった。平日日中のみの開設だそうである。

太陽石油を過ぎると、次の課題として、伊予亀岡駅付近の旧道を歩いてみることである。

一巡目の時にはこちらの道を歩いたが、二巡目ではいつの間にか通過して、そのまま国道を進んでいた。

国道の左側に歩道があり、そちらを歩いていたのだが、亀岡への分岐は右側にあった。遍路シールは見当たらなかったから、へんろ地図を眺めながら歩いていないと、旧道に入ることは難しそうである。

長く続く亀岡の集落を歩いていると、確かに10年前、この道を通ったなあ、と記憶が甦ってきた。  


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2020年10月03日

【3巡目-574】 北条から、菊間、54番延命寺へ [2019年3月17日]〈その3〉

旧菊間町に近付いてくると、池内園芸さんがある。果物などを売っていたと思うが、この時間はシャッターが下りていた。

うどん200円の文字がある。
確かここにレトロなうどんの自販機があって、もう販売もしていない状態だったが、間違えてお金を入れた人がいるのだろう、金かえせ、などの文字が落書きされていたはずである。機械は無くなっていた。

大判焼き屋さんも併設していて、一巡目の時に、雨の中購入したと思う。今も営業しているのだろうか。

海岸に沿って歩き続けると、民家が立ち並ぶようになってきた。立派な鬼瓦が迎えてくれる。

旧菊間町の中心に位置するのだろうか、「遍照院」には午前9時過ぎに到着した。
トイレをお借りし、線香を立てて簡単にお参りする。

北条水軍YHを出てから、ようやく肩の荷物を下ろした。2時間半も歩き続けるとは、以前の自分では考えられない。

まだ寒い時期、ということもあるだろうが、お昼にご褒美があることが主因かも。

休憩もせず、すぐ出発する。
遍路道にも指定されている、静かな菊間の市街地を進み、再び国道196号線を進む。  


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2020年09月30日

【3巡目-573】 北条から、54番延命寺、今治、58番仙遊寺まで [2019年3月17日]〈その2〉


北条からは、途中に道の駅がある、海岸沿いの国道を歩く。

今日は「仙遊寺宿坊」まで、4つのお寺を巡って約34km、とちょっと急がなければならない。
昼食までは、休憩無しのつもりで頑張るつもりだ。

道の駅「風早の郷風和里」前を通過するが、朝早い時間にも関わらず、車がたくさん止まっていた。車中泊なのか、朝市でもやっているのか。遠目に眺めながら通過した。

直近の天気予報は確認していなかったが、事前の予報では晴れだったはずが、次第に雲行きが怪しくなってきた。ついにはパラパラと降り出してきた。菅笠で防げそうなので、そのまま歩き続ける。

ふと枝道の方を見ると、高架下で雨宿りをしているお遍路さんと目が合った。
声を掛けてくれ、雨中歩行を心配してくれるが、この程度なら大丈夫です、と言葉を返す。毛皮のコートのようなものを着ており、職業遍路風に見えた。

遍路道と合流し、「コスタブランカ」のあった、浅海の街へとやって来た。
旧道には入らず、国道をそのまま進むと、再び海岸線に沿った道となる。海を眺めながらの道行きは、退屈しない。

歩道上に、何色かのチョークか何かで落書きがしてある。と言っても、気持ちいい汗かいているか、心いっぱい楽しんでいるか、など、青春の励ましのような言葉がずらりと書かれており、心癒された。雨が降ったら消えてしまうのだろうか。  
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2020年09月27日

【3巡目-572】 北条から、54番延命寺、今治、58番仙遊寺まで [2019年3月17日]〈その1〉


朝は5時15分に起床する。わりとよく眠れた。
朝食は6時からお願いし、洋食を選ぶ。コーヒーが飲み放題、と嬉しいサービスだった。4杯頂く。

今日は、「仙遊寺の宿坊」に泊まる、とお話しすると、お酒が飲めるのか、ネットで一生懸命調べてくれた。また、夕食が少ないのであなたの食欲では、と心配してくれた。

宿泊しての結論から言えば、瓶ビールが注文可能で、ご飯はお替り可能、で大丈夫であった。

午前6時半過ぎ、宿の愛犬と記念撮影をして出発した。

港に沿って適当に歩いていくと、番外札所「養護院」の横手に出て来た。せっかくなので、線香を立てて、手を合わせていく。
名称は養護院となっているが、「杖大師」の文字の方が大きく掲げられていた。

ここからは、東海図版の地図のルートを歩いてみる。へんろ地図とは、全然違う道を指示している。

橋を渡ってから、少し海岸の方へと戻って、あまり遍路道っぽくない道を進み、大通りに到達した。そのまま小さな踏切を渡れば、鎌大師へと行けるようであった。
ここからは、まだ歩いたことが無い、道の駅がある海岸周りの国道を進んでみることにした。
  


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2020年09月24日

【3巡目-571】 北条水軍ユースホステル② [2019年3月16日]〈その13〉

明日の朝食はどうしますか、と聞かれる。和食と洋食を選べるそうで、洋食をチョイスする。

朝食時間は何時にしますか、2時でも3時でも、と言われてビックリした。あくまで、お客様ファーストに徹しているようである。午前6時でお願いした。

建物内が雑然としていたり、室内犬が居たり、と合わない方がいるかも知れませんが、おじさんには良い宿でした。

部屋には旅人ノートがあったので、ゆっくりと読ませてもらう。仕事で宿泊されている方も多いようで、お遍路さんの文章とはまた違ったものもありました。

テレビでは、「ブラタモリ」を放送しており、タイムリーなことに、徳島でのお遍路特集でした。
徳島県で、日本全国47都道府県制覇、との事でした。これで結願です、とタモリが言ってました。

タモリがお遍路のことを話していると、軽々しく語るな、と思ってしまう、心が狭い私です。自分も、酒を飲みながら歩いている生臭遍路だというのに。

その内、隣の部屋に泊まって連泊しているという、外国人二人組も帰ってきたようである。
襖で仕切られているだけなので、話は筒抜けであるが、外国語なのでさっぱり分からない。

外人という事で、少々うるさいのでは、と心配だったのだが、こちらに気を使ってくれている様子で、声も物音も小さく、夜はちゃんと寝ることが出来ました。


北条水軍ユースホステル:一泊二食 5000円〈4.5畳和室/ネット予約お遍路さんプラン〉
    ※洗濯機2台、100円・乾燥機2台、1時間100円。シーツ、ポットあり。朝食時間は自由。
        宿泊客:歩き遍路1人、その他一般客6人。  


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2020年09月21日

【3巡目-570】 北条水軍ユースホステル① [2019年3月16日]〈その12〉

港町の住宅街にある、「北条水軍ユースホステル」には、午後6時34分の到着だった。

走った甲斐があって、予想以上に早い到着だった。愛犬のみゅうちゃんがお出迎えしてくれた。

ちなみに宿泊予約は、事前に楽天トラベルで予約しており、「お遍路さん個室でゆったり食事付きプラン」一泊二食付きで5000円、というものです。
二食付きでこの値段で泊れるのは、YHくらいだろう。

荷物を下ろして、早速お風呂に入らせてもらい、洗濯も同時に行う。やはり、食事の前に入りたいものである。頑張って歩いた後のお風呂は気持ちが良い。

夕食はミニバイキング形式で、好きなものを好きなだけ食べられる形式だった。大食いの身には嬉しいシステムである。
写真の量×3倍は食べさせてもらった。

生ビールもお願いする。生ビールのある宿とは、珍しいのでは無いだろうか。

宿泊客は7人だったが到着していたのは2人だけのようで、もう一人の年配の男性との夕食だった。新居浜から法事で来られた、との事でした。


本日のコースタイム
(51)石手寺12:11→13:36和食「どんと」14:06→15:19(52)太山寺(仁王門)15:54→16:18(53)円明寺16:36→18:34北条水軍ユースホステル


歩行距離:23.7km
 歩数  :41100歩
最高気温:13.4℃
最低気温:6.0℃[松山市]  


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