2021年06月06日

【3巡目-643】 中萩駅から、松山自動車道側道経由、65番三角寺へ② [2019年8月4日]〈その2〉


拡幅された国道から、普通の道となる。

西之端というバス停を過ぎて、どこかで右へと入って遍路道に一旦戻ってから、松山自動車道の側道へと入って行くことになる。

前方に跨線橋のように歩道らしき道がある。
これから歩く道は別子銅山への鉄道の廃線跡、と聞いたような気もしていた。あれだろうか、と入ってみることにした。

歩いていた国道から、石段を上がってみると、サイクリングロードのような歩道が続いていた。多分、この道で大丈夫だろう。

少し進むと、見覚えのある場所に達した。
友岡食肉店の所で、通常の遍路道と合流する。広い空き地のようになっており、車道と並行してサイクリングロードが続いていた。

遍路シールは両方向についている。そのまま旧街道を行くのが普通なのだろうが、今回は右に曲がる方の道を選択する。

サイクリングロードを進む。
へんろ地図によると、高校があるようだから、平日だったら自転車の学生たちで賑わいそうである。
今日は日曜日ではあったが、早い時間にも関わらず、朝の散歩など、結構人通りがあった。  
タグ :歩き遍路


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2021年06月03日

【3巡目-642】 中萩駅から、松山自動車道側道経由、65番三角寺へ① [2019年8月4日]〈その1〉


昨夜は22時過ぎに就寝、朝は5時15分に起きる。わりとよく眠れた。

午前6時前、フロントに鍵を置いて、「西条セントラルホテル」を出発した。

伊予西条駅からJRを利用し、中萩駅には6時20分に到着した。今日はここから歩き始める。

本日は、途中から通常の遍路道から離れ、誰も歩くとは思われない、松山自動車道に沿って続いている道を歩くつもりである。さて、どんな道なのだろうか。

(65)三角寺を参拝、麓にある「スーパーホテル四国中央」に宿泊、という予定。
歩行距離は40km近くになりそうなので、暑い中、頑張らなければならない。

駅から国道に出る。この辺りから遍路道は、「旧街道」の標識がある旧道へと入って行くことになるが、今回は国道をそのまま進んでみることにした。

しばらくは、拡幅され立派な歩道がある国道を進む。
ウォーキング中の方と挨拶を交わす。涼しい内に距離を稼がないとね、と声を掛けてもらう。よく分かっておられる。

また、信号待ちしていた広島ナンバーの車の方が、窓ガラスを開けて、頑張って、と声を掛けてくれた。車の中から応援してくれるとは珍しい。
幸先の良いスタートである。
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2021年05月31日

【3巡目-641】 「西条セントラルホテル」 [2019年8月3日]〈その9〉

午後7時過ぎに、「西条セントラルホテル」に到着した。
名前はデラックスであるが、素泊まり2800円の安宿である。看板の字体がレトロで懐かしい感じがする。

フロントの方に、食事出来そうな場所を尋ねてみるが、残念ながらホテル周辺には居酒屋くらいしか無いようである。仕方なく、今晩はコンビニで食料を調達することにする。

洗濯機が故障している、という事で、近くのコインランドリーを教えてもらう。歩いてすぐの場所にあった。
高校球児の集団で賑わっている。600円の洗濯機しか空いて無く、乾燥機代を含めて、800円掛かってしまった。

せっかく安い宿に泊まったのだが、結局の所、結構な出費となってしまった。値段の割には良いホテルだったのだが。
歩き遍路にとって、宿に洗濯機が無いとこうなってしまうのか。

洗濯の間に食料を調達、ホテルとコインランドリーを何度も往復して、ようやく洗濯を終え、午後10時過ぎに就寝する。



本日のコースタイム
13:16(63)吉祥寺13:40→13:44こがね製麺所14:09→14:49石鎚神社15:20→15:26(64)前神寺15:56→18:33中萩駅前バス停18:40→icon18→18:56西条駅前→19:01西条セントラルホテル


歩行距離:14.1km+α
 歩数  :32786歩
最高気温:34.0℃
最低気温:26.3℃[西条市]

西条セントラルホテル:素泊まり 2800円(事前にネットで予約)
      ※洗濯機1台、だが故障中。乾燥機、無し。自販機あり。浴衣無し。  


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2021年05月28日

【3巡目-640】 中萩駅前へ [2019年8月3日]〈その8〉

本当は、もう少し先まで、真っ暗になっても進んでおきたかったのだが、明日は日曜日。始発のバスが午前8時台とあっては遅すぎて利用出来なかった。翌朝はJRで中萩駅へと戻ることにしている。













少し急いで歩いたお陰か、予定より若干早く、中萩駅前バス停に到着した。18時40分のバスに間に合ったのだが、あまりの変わり様に驚いてしまった。

左が現在、右が9年前の同じ場所の写真である。二巡目の時も、このバス停を利用した。当時、拡幅工事をし始めていたのだが、道幅が4倍くらいになっていて、同じ場所とは思えなかった。

1時間に1本あるバスだが、車内は貸切だった。いずれは大幅減便とかになるのだろうか。

終点の西条駅前で下車し、近くの「西条セントラルホテル」へと向かった。

夕食の場所を探しながら歩いてみるが、適当な場所は見付からなかった。
宿は裏通りに入った分かりにくい場所にあったが、事前に調べて置いたお陰で、すんなりと到着出来た。  


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2021年05月25日

【3巡目-639】 64番前神寺、中萩駅前まで [2019年8月3日]〈その7〉

二巡目の時に歩いた、西条市内を通る道との合流点となった。

古い石の橋を渡るとすぐにお遍路さん休憩所があったような気がしたが、更地になっていた。

過去の記事を調べてみると、やはりこの場所には「漆陸庵」というお休み処があったようである。

旧街道を進む。こんぴらさんへの古い道標や、小さな史跡があったりと昔からの道だったんだなあ、という雰囲気がある。

交通量の多い国道11号線へと戻ってきた。国道に出てからも、短い旧道っぽい道があったりして、そちらを歩くようにした。

所々に、「まじめなよういちです」と書かれたポスターが貼ってあって面白い。

確か、同じ白石という名前の候補者が二人立候補していて、一人は自民党で有利なはずなのだが、女性問題でお騒がせしていたと思う。で、もう一方の白石さんが、真面目な洋一さんである。

どちらが当選したのだろうか。調べてみると、真面目な洋一さんの方が勝ったようである。

今日は、国道沿いにある「中萩駅前」バス停まで歩いて、バスで西条市内へと戻ることにしている。
この後、18時40分と19時21分のバスがある。早く宿に入りたいので、18時の便に乗ろう、とちょっと急ぎ足で進む。  


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2021年05月19日

【3巡目-638】 64番前神寺、武丈公園、中萩駅前まで [2019年8月3日]〈その6〉

武丈公園を過ぎ、気が付けば西条市の中心部に近付いてきているような雰囲気となり、道を間違えたことに気が付いた。
地図を確認すると、ずっと手前で曲がらなければならなかった。

これまでの遍路旅で、道を間違えたことはほとんど無かった。
それが今日のように二回も続けて間違えてしまったのは、油断していたのもあるが、道しるべが風化しつつあることが影響しているのかも知れない。

止んでいた雨が再び降りだしてきたが、黙々と歩き続ける。道を修正して、無事に遍路道に戻ることが出来た。

山裾に沿って進むと、一旦民家が途切れ、道は砂利道となった。
前方が樹木で塞がっており、行き止まりか、と思ったらちゃんと草に覆われかかった農道が続いていた。

小道を抜け、廃屋がある一角を過ぎ、集落の道を歩き、道前病院の敷地内に入るような道となる。病院を抜けると、再び田舎道が続くようになった。

左折、右折する場所があり、私製の遍路札が案内してくれるが、ちょっと注意が必要か。

田舎道と言っても民家は結構見られるので、集落に入ったり出たりと進み、見覚えのあるT字路に差し掛かった。  


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2021年05月16日

【3巡目-637】 64番前神寺、武丈公園、中萩駅前まで [2019年8月3日]〈その5〉

道しるべに従って、旧道から武丈公園方面への道へと入る。
もう10年も前に歩いたきりで、道の記憶はほとんど残っていなかった。田園風景の中を黙々と進む。

自販機が見つかり、アクエリアスを購入する。四国のみちの立杭があるので指示に従うが、どうもここで道の選択を間違えてしまったようである。

武丈公園からは山裾に沿った道を進むはずなのだが、どんどん違う方向に進んでいっている感じがする。遍路シールも見当たらなくなって、これはおかしい、と気付いた。
方向を変えて進み川沿いに出ると、遠くに橋が見えている。多分、あの橋を渡らなければならないのだろう。

歩行者専用で、通称:メロディー橋と呼ばれる、「伊曽の橋」だった。ようやく遍路道に合流である。

欄干を叩きながら歩くと音楽が鳴る橋で、確かにこんな橋があったなあ、と思い出した。
叩くためのバチが空っぽになってしまっていて、金剛杖で鳴らす訳にもいかず、曲を奏でることは出来なかった。

川では、水遊びしている人たちが大勢いた。余裕があれば自分も、という所だったが、ちょっと時間に追われていたので難しかった。

橋を渡ってから右折し武丈公園に差し掛かった頃、止んでいた雨が再び降ってきてしまった。
その為だろうか、公園からしばらくで右折しなければならなかったのだが、道しるべを見落としたのだろう、道を間違えてしまった。  


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2021年05月13日

【3巡目-636】 石鎚神社、64番前神寺、中萩駅前まで [2019年8月3日]〈その4〉

境内からの眺めをしばし楽しむ。一面に田んぼが広がっており、素晴らしい。

石段を下り、石鎚神社を後にする。
5分程で、(64)前神寺に到着した。

入口に由緒書きがあり、元々の前神寺は石鎚神社の場所にあったが、神仏分離政策により現在の場所に移った、という事である。
という事は、先程の石鎚神社の場所が昔の札所だったのだろうか。

どんなお寺だったかなあ、と思い出せなかったが、境内に入ると記憶が甦ってきた。一円玉を挟める滝がある。
土曜日ということもあってか、数組の家族連れが参拝していた。

前神寺からは、納経所の横に遍路道が続いていたはずだが、今回は歩いて来た参道を戻る。

旧道との交点には遍路石があり、三角寺へは、「石鎚山駅ヨリ三島駅行便利」と刻まれていた。
駅への案内の遍路石と言えば、(11)藤井寺手前で西オエ駅があったか。

お寺を出て湯之谷温泉の辺りから、夕立となってしまった。雨の予報は出ていなかったのだが。
すぐに止むだろうと思ったら、降ったり止んだり、結構激しく降ることもあった。

ここから先、遍路道は二つに分かれる。二巡目の時に歩いた、国道に並行する旧道が、本来の遍路道のような気がするが、今回は、一巡目の時に歩いた、武丈公園の方の道を進んでみることにした。  


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2021年05月10日

【3巡目-635】 石鎚神社 [2019年8月3日]〈その3〉

旧道を進み、石鎚神社の入口までやって来た。
これまでは、神社までちょっと距離がありそうなので通過していたが、今回は立ち寄ってみることにしている。

由緒書きがあり、ここが石鎚神社の本社で、中腹の成就社・土小屋遥拝殿、山頂の頂上社の4社の総称が「石鎚神社」、という事である。

これまでインターネットで調べてはいたのだが、簡潔に書かれていることで、ようやく頭に入ってきた。

参拝客らしき車が、2台ほど追い越していった。
しばらく進むと、山門があるが、参拝のための杖が用意されていた。そんなに山の方へと上がらなければならないのか、とビビッてしまう。

山門をくぐって参道の隅っこに、大事なものだけ持って、他の荷物は置いていくことにした。

石段を上がって行く。

途中、水が湧いている場所があり、のどを潤す。てっぺんまで上がると、眼下の田園風景の眺めが素晴らしかった。
前を歩いていた、子供二人を連れた家族連れも到着しており、楽しそうにお参りしていた。

石段は、一般の方にはきついかも知れないが、(10)切幡寺よりは短かったと思うので、歩き遍路だったら大丈夫だろう。

お寺だったら、線香・ろうそく・般若心経を唱えて・・・と時間が掛かるが、神社は「二礼二拍手一礼」でご朱印が頂けるから楽である、と言ったら叱られるだろうか。
  


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2021年05月07日

【3巡目-634】 63番吉祥寺から、石鎚神社、64番前神寺、中萩駅前まで [2019年8月3日]〈その2〉


「こがね製麺所」にて腹ごしらえをし、本格的に今回の遍路旅の歩きを始めた。

(63)吉祥寺へと戻って国道を横断し、旧道へと入る。
すぐに、3月の遍路の時、(60)横峰寺からモエ坂を通って麓へと降りてきた時に歩いた道を横断する。懐かしい。

歩き始めが結構、つまらなく感じることがよくある。喜んでお遍路に来たはずなのに、なのだが、その内だんだんと調子が出てきて楽しくなってくる。
今回もそんな始まりになった。

「野々市」という場所を通るが、この辺り、「小松」「氷見」と石川・富山県にある「市」の名前が続いている。単なる偶然だろうか。

北陸と四国は、京都・大阪の都からの距離が同じくらいで、方言にも似たような所があって、何か関連があるのかなあという気がしている。

旧道を歩いていると、変わった唐揚げ屋さんがあった。
農家の倉庫のような建物で営業をしている。食事したばかりだったのであっさり通過してしまったが、立ち寄ってみればよかった。よっぽど味が良いのだろうか。

この道を歩くのは3度目となる。あまり記憶に残っていないのだが、たまに、ここで他のお遍路さんと話をしたなあ、などと覚えのある場所が出てきたりする。  


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2021年05月04日

【3巡目-633】 63番吉祥寺から、石鎚神社、64番前神寺、中萩駅前まで [2019年8月3日]〈その1〉


(63)吉祥寺にて、遍路衣装を身に着ける。
チラホラと参拝客の姿もあり、ちょっと安心する。

日陰でベンチのある場所が無いかなあ、と探すが見付からず、照り付ける太陽の元での作業となり、早速、汗が噴き出してきた。

時刻は午後1時半前、今日は石鎚神社にも立ち寄って中萩駅の辺りまで、約14kmの歩行予定である。午後6時過ぎには到着出来るだろうか。

本堂、大師堂にてお参りをし、納経してもらい、まずは腹ごしらえである。早朝、少々口にしただけである。

事前に、(63)吉祥寺周辺で食事出来そうな場所を調べておいた。
少し小松方面に戻った所にうどん屋さんがあるようなので、ここで遅い昼食とすることにしている。

お寺から3分程歩くと、大きなスーパーの一角に「こがね製麺所」があり、無事に営業していた。早速、中へと入る。

セルフ方式がよく分からず戸惑うも、注文するメニューまで何となく決めておいたので、しどろもどろにならずに済んだ。
店内は、昔の食堂風のテーブルや椅子がずらりと並んでおり、少し汚れた歩き遍路が入っても違和感が無い感じで、落ち着いて食事が出来た。  


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2021年05月01日

【3巡目-632】 第31回 区切り打ち 出発[2019年8月2・3日]

31回目の区切り遍路です。
今回も公共交通機関を利用しての四国入りです。

金沢市のお隣、白山市にある松任海浜公園バス停に車を置かせてもらい出発です。

四国まで直通する夜行バスに乗る選択肢もあったのですが、今回歩き始める愛媛県西条市へ向かうには、高速バスを大阪で乗り継いだ方が安くつき、四国行きは出発時間もちょっと早いので、利用は諦めました。

ちなみに、帰りは安いチケットが手に入ったので、このバスを利用します。

大阪から今治行きのバスに乗り換えるのですが、乗車場所の「ハービス大阪」がどこにあるのか分かりません。時間が押していたらパニックになっている所でした。

案内がなかなか見付からず、駅付近をさまよって、ようやく到着しました。

地上部を歩いていると、上がったり下りたりばかりで、地下を進んだ方が楽なのでしょうか。田舎者には都会は大変です。

高速バスに5時間半乗り、伊予西条駅で下車、すぐにやって来た松山行きの特急バスに乗り換え、氷見バス停で下車。前回区切った、(63)吉祥寺はすぐ側です。


本日のコースタイム
金沢→icon17→松任海浜公園バス停23:21→icon18→3日5:00大阪駅7:30→icon18→12:58伊予西条駅→icon18→13:15氷見バス停→13:16(63)吉祥寺  


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2021年04月18日

【3巡目-631】 第30回 区切り打ち 帰宅[2019年3月19・20日]

「武丈の湯」にて時間を過ごさせてもらう。
帰りは、小道を通って西条駅の南北通路を利用すると、10分程で駅へと戻って来れた。

夜行バスに乗り、大阪駅へ。
JRで京都駅に移動し、駅から歩いて行ける距離にある、「東寺」を参拝することにした。

四国88ヶ所を周る前か後だったか、東寺をお参りする、と聞いたことがあるからだが、なぜなのかは調べてもよく分からなかった。

どこをお参りしたらいいのか分からず、寺内をウロウロとする。朝7時過ぎに参拝したのだが、納経は8時半から、との事だった。

お腹がすきまくっていたこともあり食事場所を探したのだが見付からず、再び京都駅まで戻り、朝食を摂って、再び東寺へ、と行ったり来たりとなって、とても疲れてしまった。

東寺にしろ、高野山にしろ、どうも苦手で、もう行きたくないなあ、という気持ちになってしまう。

京都駅から高速バスに乗り、4日間の遍路旅を終え、金沢へと帰って来た。


本日のコースタイム
伊予西条駅23:00→icon18→大阪駅(ハービス大阪)20日5:54→19→6:28京都駅→東寺→京都駅9:20→icon18→13:22松任海浜公園→icon17→14:58金沢
[第30回区切り打ち 完]

  


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2021年04月15日

【3巡目-630】 63番吉祥寺、伊予西条駅へ [2019年3月19日]〈その22〉

(63)吉祥寺を参拝後、すぐ側の氷見バス停から伊予西条駅へ。
1時間に2~3本はバスがあるから便利である。
降車時には、お気を付けて、と声を掛けてくれた。随分と親切な運転手さんである。

ここから夜行バスに乗って、大阪駅経由で帰宅予定である。

駅から15分程歩いて、へんろ地図にも掲載されている、「武丈の湯」へと向かった。汗臭いまま、夜行バスに乗るわけにはいかない。

入浴料は500円だが、石けん等の購入が必要。荷物は、快く預かってくれた。従業員さんは何かと丁寧で、道後温泉とは大違いだった。

時間はたっぷりあるので、ゆっくりとお風呂に浸かる。2時間も入っていた。

入浴後には、先程食事をしたばかりなのに、再び食事処へ。定食類が500円と安かった。

その後は、メモ書きなどをしながら、バスの発車時間まで、計3時間も過ごさせてもらった。大変お世話になりました。




本日のコースタイム
ビジネス旅館小松6:30→6:46(61)香園寺7:17→7:46香園寺奥之院白滝8:27→10:49(60)横峰寺12:03→12:12星ガ森→13:24虎杖→13:35河口→14:31番外極楽寺14:43→15:33黒瀬峠→16:34(62)宝寿寺16:59→17:12桃園17:48→18:00(63)吉祥寺18:22→18:23氷見バス停→icon18→18:39伊予西条駅→19:18武丈の湯22:25→伊予西条駅


歩行距離:34.6km+α
 歩数  :53566歩
最高気温:10.9℃
最低気温:6.0℃
降水量:28.0mm[西条市]  


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2021年04月12日

【3巡目-629】 62番宝寿寺、63番吉祥寺へ [2019年3月19日]〈その21〉

お腹がすいており、どこかで夕食を、と考えていた所で、国道沿いに「桃園」という、中華料理屋があった。

チェーン店では無く、個人経営のようだったが、大きな店構えである。
ここに入ろうかどうしようか、一旦通過したのだが、戻ってこの店で食事をすることにした。

ラーメン、チンジャオロース、生ビールを注文する。

メニューを見ていると、昼だったらお得なランチが多数あり、安く食事が出来るようであった。
時間が早かったこともあり、貸切の店内でゆっくりと休ませてもらい、出発する。

たまたま外に出ていた店の方が、お気をつけて、だったか、声を掛けてくれた。

個人の店だと、お遍路姿だったら嫌な顔をされるのではないか、といつも心配になってしまう。実際には、そんな事は無いのだが。

国道をそのまま進んでから、お寺の裏側を周るような小道へと入り、遍路石に従って右折、午後6時になってようやく、(63)吉祥寺に到着した。

納経にはもちろん間に合わなかったが、誰もいない本堂・大師堂にて般若心経を唱えてお参りをした。  


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2021年04月08日

【3巡目-628】 62番宝寿寺 [2019年3月19日]〈その20〉

(62)宝寿寺に到着する。
急いで歩いてきたので、まずは息を整えるために、荷物を整理しながら休憩とする。

境内では、噂の住職さんだろうか、60才くらいの作務衣を着た男性が参拝客をお迎えしており、駐車代を集めたりしていた。

荷物整理や休憩でもたもたしていると、こちらにやって来て、先に納経されますか、という事で、納経帳を預かってくれる。
納経代と御姿それぞれ300円ずつ掛かる、という事だった。
仙遊寺の住職さんから、宝寿寺の住職さんは純粋で良い人、と話を聞いていたが、その通りだなあ、という印象だった。

勝手な見解になるのだが、単に、普通の人の感覚と少しズレた部分があって、誤解されてしまいやすい方なのではないだろうか。
一連の騒動にも、何か本人なりの理由があるのだろう、と思った。

もう一人、歩き遍路さんがやって来た。今日は、「ビジネス旅館小松」に宿泊するそうで、良い宿だった、とお伝えする。

本堂の秘仏のご本尊がご開帳、となっていた。写真も撮影可能だった。

午後5時過ぎに、(62)宝寿寺を出立した。本日は、納経間に合わないが、(63)吉祥寺を参拝して、今回の遍路旅終了としたい。  


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2021年04月05日

【3巡目-627】 62番宝寿寺へ [2019年3月19日]〈その19〉

その台湾からのお遍路さんにどこで泊まるのか尋ねてみる。

言葉が分からない、とジェスチャーするも、スマートフォンを取り出してへんろ地図を表示し、「温泉旅館京屋支店」に泊まることが分かった。それなら安心である。

へんろ地図を写真に撮って持っていたのか、それとも、スマホ版へんろ地図があったりするのだろうか。

(60)横峰寺へは、歩きの遍路道を通るのが常識だと思っていたが、先日会った群馬の方をはじめ、舗装の林道を選ぶ人もいるとは、新しい発見である。

そのまま道なりに進み、国道に出て左折し、小松方面へと戻る。

程なくして、(63)吉祥寺の前を通り過ぎた。先に、(62)宝寿寺方面へと戻らなければならない。

宝寿寺の納経開始が7時からだったら、吉祥寺を参拝して、(64)前神寺まで行けたのだが。

宝寿寺問題にはあまり関心が無いと言いつつ、一番影響を受けてしまっているから皮肉なものである。

15分程歩いて、午後4時半過ぎに(62)宝寿寺に到着した。納経には間に合わないと思っていたが、急いだ甲斐があった。


  
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2021年04月02日

【3巡目-626】 モエ坂、62番宝寿寺へ [2019年3月19日]〈その18〉

黒瀬峠から小松方面に向かうと、道が狭くなり、これまで民家など見当たらなかった所に、いきなり昭和な長屋や民家が並んでいた。

色が統一されているような感じな上、道路を跨ぐように大きな鳥居が建っていた。一体、ここは何なのだろうか。
これも、石鎚神社の何かなのだろう。

その後は再び山の中の下り道となり、改良された道路で道幅も広くなる。(62)宝寿寺の納経に間に合わせようと必死に歩く。

松山自動車道が見えるようになってきた。思ったよりも早く、下界へと降りてきているようである。

高架下をくぐると、期せずして「へんろ道保存協力会」の立杭があった。

(64)前神寺への道を案内していた。
車遍路用の案内もあるが、運転しながら見付けられるだろうか。

麓へと下りて来ると、一直線に道が続いている。
道路反対側の前方からお遍路さんが歩いてきて驚いてしまった。

この時間からどこへ向かうのか、まさか(60)横峰寺?と心配になり、声を掛けてみることにした。
台湾から来たお遍路さんだった。  


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2021年03月30日

【3巡目-625】 モエ坂、62番宝寿寺へ [2019年3月19日]〈その17〉

番外霊場の極楽寺を過ぎてからは、時折、車が走り去るようになってきた。

また、ダム建設による代替路なのだろう、歩いていても退屈な道となってしまった。
右手には、黒瀬ダムの貯水池が見えており、ダム湖に沿ってのグネグネ道である。

この区間での出来事と言えば、ポツンとあった建物からだろうか、ワンちゃんが二匹飛び出してきて、思いっきりじゃれ付かれたことくらいだろうか。
人懐っこく、歩いている人間など珍しいのか、大喜びしていた。

左手の高台に、「京屋旅館支店」の建物が見えてきた。
群馬の方は、何度電話しても出てくれず泊まれなかった、と話していたが、車も止まっており、営業している様な感じである。

車で(60)横峰寺に向かう場合は、ここからバスに乗り換えるのだろうか。
時間があればどんな所なのか、立ち寄ってみたかったのだが、(62)宝寿寺へと先を急ぐ。

程なくして、小松方面への分岐となり、左折する。
バス停名が黒瀬峠となっており、少し山越えがあるのかと身構えていたら、分岐から下る一方で助かった。  


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2021年03月27日

【3巡目-624】 モエ坂、番外極楽寺、62番宝寿寺へ [2019年3月19日]〈その16〉

集落の外れまで来ると、県道に石鎚山のロープウェイ乗り場へと向かう路線バスが走り去っていった。小学生が一人乗っているだけのようだった。

赤い鉄橋のような橋を渡り、県道へと戻って来た。
(62)宝寿寺での納経は無理そうだが、往生際が悪く、頑張れば間に合うかも、と急ぎ足で先へと進む。

へんろ地図にも掲載されている、番外霊場の極楽寺があった。せっかくなので立ち寄らせてもらう。

滝行のための更衣室があり、小さな滝があった。「難を転ずる南天ロード」という小道があったので上がってみるが、ずっと先まで続いていそうで、時間も押していることから麓へと戻る。

納経所があったので、中を覗いてみると、若いお坊さん二人の姿が見えて、驚いてしまった。

失礼ながら、無人の荒れた小さなお寺、と勝手に想像していた。

車道へと戻り少し進むと、極楽寺の案内板があった。
本堂はずっと山の方にあったようで、ウロウロとしていた場所は別院だった事が分かった。
随分と規模が大きいお寺のようである。

(62)宝寿寺での午後5時までの到着を諦めていなかったので、本堂へのお参りはパスして、先へ進むことにする。  


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