2019年11月01日

【3巡目-452】 「道の駅みま」から、41番龍光寺、43番明石寺まで [2017年8月29日]〈その2〉


通常の遍路道との合流地点に、龍光寺への新しい標石が立っている。ここを左折する。

すると、前方からお遍路さんが歩いてくる姿が見えた。逆打ちだろう。
今回の遍路旅、4日目にしてようやく歩き遍路との遭遇である。

挨拶を交わしてすれ違う。髭をたんまり生やした、アラブ系の方だった。

後になって、もしかしたら道を間違えて反対方向に歩いていたのでは、と心配になったが、帰りのバスの車内から、松尾峠方面に向かって歩いている姿を目撃したので、逆打ちで間違いなかったようである。

見覚えのある、(41)龍光寺門前にある、長命水と書かれた大きな看板の店の前までやって来た。

店の壁には、菅直人元首相のお遍路写真が貼ってあった。
先日テレビで見掛けた時には、年を取ったなあ、という印象で、もう歩き遍路は出来そうにも無い雰囲気だった。

小さなお店や作業場が並ぶ門前街を通り、(41)龍光寺に到着となった。  


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2019年10月30日

【3巡目-451】 「道の駅みま」から、41番龍光寺、43番明石寺まで [2017年8月29日]〈その1〉


朝食は6時半から大丈夫だったが、バスの時間が、午前8時ちょうどということもあり、7時頃に食事処へと向かった。
ちらほらと他の宿泊客も食事に来ていた。

今日は遍路旅最終日、歩けるところまで進んでから、宿毛駅までバスを乗り継いで戻る予定である。
大洲まで行ければ次回助かるのだが、今回は無理そう。鳥坂トンネル付近を目標にしている。

身支度を整え、「宇和島リージェントホテル」を出発し、すぐに「宇和島バスセンター」に到着した。
300円の切符を買って、松山行きの、一日一本ある「道の駅みま」経由の特急バスに乗り込み、8時半近くになって、ようやく歩き始めた。

まずは近くのローソンにUターン、冷凍茶を買いにわざわざ立ち寄ったのだが、何と売り切れ。仕方なく、カップに入った氷を買う。

昨日の「窓之峠」への案内図で、通常の遍路道から一本西側、へんろ地図では下側の道をお遍路さんがよく利用していた、という記述があったので、そちらを歩いてみることにする。

入口には、龍光寺への古い案内板があったが、ほとんど消えかかっていた。
特に昔を感じさせる遺構などは無かった。

民家や事業所がぽつぽつとあり、三間盆地の田んぼも広がっていた。
突き当りを右に進み、通常の遍路道と合流する。  


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2019年10月26日

【3巡目-450】 「道の駅みま」、「宇和島リージェントホテル」へ [2017年8月28日]〈その15〉

「道の駅みま」から、宇和島行きのバスに乗り込む。
一人お客さんが降りてきたから、一日一往復のバスでも利用者がいるようである。

すぐに高速道路に乗り、あっという間に宇和島市内へと戻って来た。バスセンターで下車し、すぐ近くの「宇和島リージェントホテル」にチェックインした。

朝食は6時半からで、二種類選べるようになっており、安い方(500円)でお願いした。
洗濯・入浴を済ませる。


テレビのニュースでは、今日の宇和島市内は33℃もあった事を伝えていた。

夕食は二階にある食事処で、生ビール・ハンバーグ定食・アスパラベーコン(1980円)を頼んだ。

明日は遍路旅最終日、どこまで歩けるか、計画を立てながら夜の時間を過ごす。
帰りのバスの時間との兼ね合いもあり、なかなか難しい。

トイレのウォッシュレットが、ボタン一つ押すのではなく、つまみを捻りながら使うタイプだった。出始めの頃は、このような形式だったのだろうか。


宇和島リージェントホテル:素泊まり 5700円  〈312号室〉
      ※洗濯機1台200円・乾燥機1台30分100円・洗剤50円。自販機あり。朝食は6時半から。  


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2019年10月24日

【3巡目-449】 窓之峠、「道の駅みま」まで [2017年8月28日]〈その14〉

県道を進み、道路が広くなった部分の一角から、窓之峠への歩きの道がある。
入口には、遍路石も置かれていた。

森の中の上り道を少し進むと、すぐに視界が開けた。簡易舗装の道路に突き当たり、前方には麓の集落や三間盆地が眺められる。
少し上がった所に「多福院」があり、少し立ち寄ってから、道路を下る。

そのまま道なりに進むと、「民宿みま」の前に出て来た。途中、左への歩きの道があったが、そこに進むべきだったのだろう、道なりに来てしまったため、先程のヘンロ小屋に貼ってあった地図とは違う場所に出てしまった。

車道を進み、本来出てくるはずの場所を通過、「道の駅みま」までやって来た。

バス停はどこにあるのか探すと、レンタサイクルらしき場所の一角に、目立たないように設置されていた。

時刻は午後5時であり、これにて今日の歩きは終了である。1日1本のバスの時間は、午後5時16分である。
道の駅内を少し散策して過ごす。


本日のコースタイム
三好旅館7:01→7:48満願寺8:10→9:30野井坂(峠)→10:52ジョイフル宇和島祝森店11:34→13:52和霊神社14:28→16:08ヘンロ小屋第21号宇和島光満16:28→16:59道の駅みま
道の駅みま17:22→icon18→17:40宇和島バスセンター→17:43宇和島リージェントホテル


歩行距離:26.7km
 歩数  :43892歩
最高気温:33.5℃
最低気温:25.3℃[宇和島市]  


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2019年10月20日

【3巡目-448】 宇和島、「道の駅みま」へ [2017年8月28日]〈その13〉

県道57号を進み、梅林口というバス停のベンチで一休みし、歩きを続ける。

「松本」という、わりとインパクトがある食堂前を通過する。店の壁面には風鈴らしき物が大量に並んでいる。
営業はしていなかったが、自販機や簡易イスも置かれ、休憩出来るようになっていた。

一ヶ所、旧道らしき道があったので、そちらに入り、気分転換を図ったりする。
郵便配達のバイクが行ったり来たりしており、何度も顔を合わせるのも、退屈感が紛れる。

次の休憩場所に考えていた、「ヘンロ小屋第21号宇和島光満」が見えてきた。手前にあった自販機で缶コーヒーを買って、休ませてもらうことにした。

小屋内には、「弘法大師縁の゛窓之峠”の旧遍路みち案内図」なるものが掲示されていた。かなり詳細に書かれている。

窓之峠の入口は、二巡目の時に発見して気になっていた所だったので、今回は歩いてみることにする。

遍路ノートを読ませてもらったりし、ヘンロ小屋を後にした。  


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2019年10月18日

【3巡目-447】 和霊神社、「道の駅みま」へ [2017年8月28日]〈その12〉

二礼二拍手一礼でお参りする。お守りなどを売っており常時人がいるようで、ご朱印頂けますか、と尋ねると、書いてくれる、との事。

お寺で頼む時は「納経」で、神社だったら「ご朱印」でいいのだろうか。日付を入れてくれる所が嬉しい。
88ヶ所のお寺だったら、お願いしても日付は入れてくれないような気がする。

日影の涼しい休憩所があったので、ここでゆっくりと休ませてもらう。ちらほらと参拝の方が来ていた。「和霊神社」で40分程過ごし、出発する。

国道56号線に出る。郊外型店舗が並び、賑やかである。
通り掛かりの作業服屋で、保冷バックが軒下に並んでいたので購入する。地元では欲しくても見つけられなかったので、丁度良かった。

三間方面への分岐を右折、JRを跨線橋で越えると交差点がある。
標識の支柱に遍路シールが何枚か貼られていた。通常の遍路道と合流したようである。が、東海図版の地図では、左に行く方が旧道のようなので、そちらに入ってみる。

見覚えのあるコインランドリーの場所で、再び遍路道に入った。
向かいには、新築のアミューズメント施設が出来ている。パチンコ屋だろうか。たぶん、「宇和島クアホテル」があった場所である。

ここからは、県道57号線を黙々と歩く。この区間、単調で退屈な道、という印象が大きく残っている。実際はそこまででは無かったのだが、退屈と思い込んでいたせいか、欠伸まで出てきた。
山の方へと向かうような雰囲気の道で、時折、民家や事業所が現れる。  


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2019年10月16日

【3巡目-446】 宇和島市内、和霊神社 [2017年8月28日]〈その11〉

「宇和島リージェントホテル」で予約を済ませる。
素泊まり5700円と高く、大浴場は無さそうだったが、ホテル内に定食が食べられる店があるようなのは良かった。

遍路道沿いにある、宇和島バスセンターに立ち寄り、バス時刻の確認を行う。

務田駅まで歩いてJRで戻ってくる方法もあるが、宿はバスセンターに近いため、バスを利用して宇和島まで戻ってくる方法を考えている。

待合室に入ると、ちょうどテレビでは、羽田孜元首相が亡くなった、というニュースが流れていた。時の流れを感じる。

(42)仏木寺まで行くバスは一日数本あるが、明日の朝のことまで考えると、一日一往復のみ、松山行きの特急バスが「道の駅みま」を通っている。一往復ながら、こちらの方が都合の良い時間に走っており、まだ一日を有効利用出来そうである。今日は道の駅を目標に歩くことにした。

少し時間に余裕がありそうなので、「和霊神社」に寄ってみることにした。結構、大きな神社と聞いている。

遍路道を外れ、大通りをそのまま進む。これまで二度泊まった、「宇和島オリエンタルホテル」の前を通り過ぎると、和霊神社の入口があった。
へんろ地図では川向こうに神社があるが、大通り沿いからもう神社の敷地になっていた。さすが大神社である。  


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2019年10月14日

【3巡目-445】 宇和島市内にて [2017年8月28日]〈その10〉

かつて休憩所があった場所から、右の方へと進むように指示が出ているが、ここからも東海図版の地図で歩いてみる。

左に行ってすぐに橋を渡るようである。マニアックな道にある、緑色のシールもしっかり貼られている。そちらに行ってみる。

地図を片手に歩き、「天赦園」という、国指定名勝を過ぎて、大通りに出た辺りから、道が分からなくなってしまった。
遍路シールもあったので、仕方なく、一般の遍路道に戻ることにした。
少し進むと、へんろ地図にも載っている「宇和島リージェントホテル」がある。

何度か、今日泊まりたいと考えている、「民宿とうべや」さんに電話しているのだが、一向につながらない。
このホテルに着くまでに連絡が取れなかったら、直接、予約をしよう、と歩きながら考えていた。

ホテル前までやって来て、最後にもう一度、民宿に電話してみるが、やはりつながらなかった。タヌキがやって来る、という事で、以前から泊まってみたい宿だったのだが、今回もまたご縁が無かった。

諦めて、ホテルへと入り、フロントの方に今日泊まれるか尋ねる。空きはあるようで、お願いする。
ただ、この時間からでは、との事で、もう少し後に来ることを伝える。元々、行ける所まで歩いてから公共交通機関で戻るつもりだった。  


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2019年10月12日

【3巡目-444】 宇和島市内へ [2017年8月28日]〈その9〉

国道を歩き、おなじみの出口バス停までやって来た。小さなバスターミナルとなっている。

隣にある、スーパーか何かだったかの裏側の道を進むことになるが、お店が無くなっており、新築の会社に変わってしまっていた。
すぐに大通りに戻り、右折する。

「くすりのレディ」という、ドラッグストアがある。北陸では見掛けないが、全国チェーンだろうか。
経口補水液などの飲料、そしてアロンアルファを購入した。
頭陀袋のヒモが、汗のためだろうか、少しずつ取れかかってきている。以前、(22)太龍寺で、突然ブチッと切れて困ってしまったこともあり、補強しておくためである。

通常の遍路道は、もう少し先まで大通りを進むことになっているが、東海図版の地図では、脇道に入ることになっている。

ローソンと石材店の間の道へと進んだ。住宅が密集している場所を歩き、程なくして通常の道に合流した。

「馬目木大師」に立ち寄ってみる。駐車場の一角にお堂があるような印象だった。

車道に戻り突き当たりまで来ると、角地にお遍路さん休憩所があったはずである。そこを次の一休み場所に考えていたのだが、残念ながら閉鎖されてしまっていた。  


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2019年10月10日

【3巡目-443】 野井坂、宇和島市内へ [2017年8月28日]〈その8〉

柿木庚申堂を過ぎ、国道との合流地点の手前に、へんろ地図には赤い線が引いてない旧道があり、そちらの道へと入った。遍路シールも貼られている。
道は狭いが車も通らないので、のんびりと歩くことが出来た。

宇和島市内へと続く国道に合流する。
突き当りにコインランドリーがあり、ここで予約の電話をさせてもらうことにした。

「民宿とうべや」さんに連絡してみるが、留守のようである。この後、何度も電話するが繋がらなかった。
やはり前日までに予約するべきなのだが、真夏の遍路なので致し方ない。

その少し先に、ファミリーレストランのジョイフル祝森店があり、当初の予定通りに立ち寄る。

時間がまだ早くお腹はすいていなかったが、スパゲッティを頼み、スープや水をガブ飲みして、水分補給や塩分補給を行った。

どれだけ飲んでもトイレが近くなるようなことはなく、身体に吸収されてしまうのが夏遍路である。スープは10杯くらい飲んだろうか。

店を出て、国道を進む。沿道には郊外型のお店が並んでいる。無料の高速道路が出来ているはずだが、それでも結構車が走っていた。  


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2019年10月08日

【3巡目-442】 野井坂、宇和島市内へ [2017年8月28日]〈その7〉

「野井坂へんろ道」を歩き、麓へと下りてきた。
前方に高架の道路があり、道に沿って田んぼが並んでいる、狭い谷間である。

あぜ道を通って、高速道路の側道に出た。横の田んぼでは、家族総出といった感じで作業を行っている。今時、珍しい光景である。

休憩したかったので、日陰部分を探しながら歩く。
高速道路の下をくぐり、反対側の側道に出た所で、ちょうど道が日陰になっていたので、ここで一休みすることにした。
冷凍してもらった水を飲む。

時刻は、午前10時過ぎである。
国道との合流地点に10時半過ぎまでに到着出来て、体調不良などなければ、今日は「民宿とうべや」さんにお世話になろうと計画していた。

今のペースでは、何とか(42)仏木寺まで行けそうである。どこか静かな場所で、予約の電話をしてみることにする。

味気ない高速道路の側道を進むと、民家が見られるようになってきた。
松尾峠からの遍路道との合流地点付近に、「柿木庚申堂」の説明板があった。少し土道を進んだ所にあるようである。  


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2019年10月06日

【3巡目-441】 野井坂へんろ道③ [2017年8月28日]〈その6〉

木のベンチがあり、眼下の谷間の風景が眺められる場所があった。

一息つくには良い場所だったのだが、根性で上っている最中である。折角のベンチなので、一瞬腰を下ろして、すぐに出発した。

一休みしたい所を我慢して進み、擁壁の場所から17分で峠らしき場所にたどり着いた。気合で何とかなるものである。

野井坂と言えば主要な道路だったと聞いてはいるが、峠のお地蔵さんのような石仏などが全く見当たらなかった。途中の道沿いにも全く無かったので、本当に昔からの道なのかなあ、という印象だった。

峠らしき場所を下ると、再び炭焼き窯のような遺構がある。

道を5分ほど下ると、下方に簡易トイレがある、少し開けた場所に出てきた。

野井坂へんろ道に関する説明板があり、隅っこに遍路シールも貼られていた。大正時代に今の県道が開通するまでは、重要な生活道路として使われていたそうである。

山道を下る。一か所、巨木が道を塞いでいた。大きく脚を上げて、跨いで通過する。
説明版の場所から15分で、「野井坂登り口」と書かれた新しい看板の所に到達した。  


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2019年10月04日

【3巡目-440】 野井坂へんろ道② [2017年8月28日]〈その5〉

宮崎橋を渡った所に少し草が生えている。その辺り、マムシに気を付けるように、と助言をもらい、軽トラのおじさんは去って行った。

10m程、草が生えている部分があったが、「野井坂へんろ道」で草が生えていたのはここだけで、後は歩きやすい道が続いていた。
その部分に石仏が並んでいた。明治、と周防の文字は読めた。

ジグザグと歩きの道を上る。今回の遍路旅初の山道となる。草はほとんど生えていない。3分程で車道に出てくると、見覚えのある擁壁が現れた。ここの写真は色々な所でよく見掛ける場所である。

道端で一休みする。
野井坂の峠は243mあるとの事で、それ程の高さでは無いのかも知れないが、最近息が続かないし、夏場でもあり、気合を入れなければならない。

ここから峠まで、休憩しないで根性で上ってみることにした。
擁壁を上ると、再び山道となる。
すぐに、炭焼き釜の跡のような、石積みの円形の遺構があった。

上りが続き、すぐに息が荒れてくる。いつもだったら立ち止まって息を整える所だが、そこは根性と自分に言い聞かせて、上り続けることが出来た。気持ちの問題と言うのは、意外と影響があるようである。  


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2019年10月02日

【3巡目-439】 野井坂へんろ道① [2017年8月28日]〈その4〉

満願寺を出て、遍路シールに従い、今来た道を少し戻る形で、集落内の狭い道へと入る。広い通りに出て橋を渡り、道なりに県道を進む。

民家が途切れると、遍路石や石仏などがまとめられている場所があり、雰囲気が出てくる。

ニワトリ小屋を過ぎると谷間が開け、野井の集落となった。意外と民家がある印象だが、人の姿は見られなかった。

集落の外れまで来ると、「おへんろ墓」と新しい木札が立っており、小さなお墓が並んでいた。

山が寄ってきて、木に覆われた道となる。
林の中で分岐となり、県道から分かれることになった。小さな橋を渡り、対岸を遡って行く。

砂利道を上っていくと、向かいから軽トラックがやって来た。除ける場所が無く、ちょっと先の広くなった場所へ小走りする。
ちょうどそこが、「宮崎橋」の入口の所だった。

軽トラックのおじさんが顔を出して、橋渡れるか、と声を掛けてくれる。木は朽ちてきてはいるが、まだ大丈夫そうである。
この先、マムシがいるから気を付けるように、との事だった。白い長靴に二回ほど噛みつかれたことがあるそうで、万が一噛まれたら・・・すぐに救急車を呼ぶことやな、との事だった。
白い靴下にサンダル履きなので、ドキッとする。  


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2019年09月30日

【3巡目-438】 番外霊場 満願寺 [2017年8月28日]〈その3〉

満願寺の入口付近には、立派で大きな現代の遍路石が建てられていた。
野井坂越、とも記されているから、完全に歩き遍路用ということだろうか。

中道など、遍路道の復元が最近行われているようなので、その一環で建てられたのかも知れない。

「三好旅館」の女将さんが話していた、「二重柿」の説明板もある。寺内にあるようである。

境内に入ると、本堂は開け放たれて、自由に入れるようになっていた。開放的で好感度アップ、である。

まずは手を合わせてから、境内を散策する。

柿の木を探すが、ぐるっと外も回ってもなかなか見付からなかったが、境内の一角にようやく発見した。
人の手によって守られながら、何とか生き延びている、といった印象である。

子宝に恵まれることから干し柿の希望者が多い、となっているので、今でも収穫出来るようである。

本堂に戻って、靴を脱いで中に入らせてもらう。少し見学し、トイレを借りてから出立した。  


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2019年09月29日

【3巡目-437】 津島から、満願寺、野井坂、宇和島、「道の駅みま」まで [2017年8月28日]〈その2〉


岩松の町並みを眺めながら歩き、町外れまでやって来ると、一般の家の一角に遍路石がある。
といっても、御影石にペンキか何かでへんろ道と書いてある。横には観自在寺や龍光寺の文字もあり、本格的である。遊び心で造ったようだ。

橋のある場所までやって来ると、渡るように指示が出ているが、そのまま道なりに進む。

1.5車線の車道だが、通勤客風の車が結構走り去って行く。随分と、出勤時間が早い。

自転車に乗った中学生が次々とやって来ては、おはようございます、と挨拶をしながら通り過ぎて行った。お遍路さんにあいさつするよう、教えられているのだろう。
ちなみに、みんなジャージ姿だったが、今の中学生は制服じゃなくなったのだろうか。

県道4号と交差する。
県道は田んぼの中を一直線に続いており、こちらを進めば早く楽に満願寺に到着出来そうだが、ここはより古い道を選ぶ。

川沿いの道となり、歩く予定の道に川はあったかなあ、と東海図版の地図を頭陀袋から取り出して確認すると、少し手前で内陸の方へと入らなければならなかったようである。

郵便局の手前で集落内へと入り、東海図版の遍路道に合流、細道を進むと、県道に出る。斜め向かいが、番外霊場の満願寺であった。  


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2019年09月27日

【3巡目-436】 「三好旅館」③ [2017年8月28日]〈その1〉

朝食は6時半からの予定だったが、6時10分ちょっと位だったろうか、インターホンが鳴った。
新館へと向かうため外に出ると、まだ町は動き出していなかった。静かである。

食事部屋に入ると女将さんがやって来て、改めて挨拶を、との事で、丁寧に対応して下さる。
お接待に、と栄養ドリンクを渡してくれ、握手を求められた。

今日の予定を聞かれ、満願寺から野井坂を歩く、と伝えると、満願寺には、柿の中にもう一つ柿が成る、「二重柿」で有名な事や、住職さんを訪問すると大変喜んでくれる、と教えてくれた。
野井坂と聞いても驚いていなかったから、こちらを選んで歩くお遍路さんも偶にはいるのだろう。

宿前の道路を道なりに進めば、満願寺方面に行ける、との事だった。

時間を掛けてゆっくりと食べ、宿代の支払いをし、冷凍水を受け取る。
本館に戻って支度をし、「三好旅館」を後にした。

女将さんに会った時から、テレビに出ている男性の人に似ているなあ、誰だったかなあ、とどうしても思い浮かばなかったが、宿を出るとようやく思い出した。政治家の小沢一郎に似ていた。すいません。  


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2019年09月25日

【3巡目-435】 「三好旅館」② [2017年8月27日]〈その13〉

荷物の整理をしていると、「ホテルサンパール」に下着類を2点、忘れてきたことに気が付いた。

どうしようかと思い、ホテルに連絡してみる。ありますよ、との事で、明後日の夜、取りに行くことにした。元々、帰りに愛媛経由で帰ることにしていたので、宿前を車で走る予定だった。

入浴、洗濯を終え、午後6時前に夕食の案内があった。
一旦外に出て、新館の食事場所に向かう。

2リットルのペットボトルに水を入れて、凍らせてもらえないかお願いしてみると、やってくれるそうで、慌てて部屋にペットボトルを取りに戻った。
夏遍路では、これを宿の方にお願い出来れば大助かりである。

夕食は期待通り、手の込んだ豪華な食事だった。一人黙々と食べ続け、今日も完食出来た。

食後、明日の宿を考える。
普通の時期だったら「民宿とうべや」まで行けるのだが、真夏という事や、明日は野井坂経由なので、距離が少し長くなり、歩き通す自信が無い。

「民宿みま」に連絡してみた。夕食は出来ず、朝食のみ、という事だった。楽しみにしている夕食が無いとは。お断りすることにした。

明日の体調と、午前中に歩けた距離と相談してから、宿を決めることにした。


三好旅館:一泊二食 7500円  〈4.5畳〉
      ※洗濯機1台100円・乾燥機1台60分100円。自販機あり。朝食は6時半から。
    宿泊客:歩き遍路1人、一般客1人。  


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2019年09月23日

【3巡目-434】 津島、「三好旅館」へ [2017年8月27日]〈その12〉

旧道を道なりに歩き続けると、見覚えのある、堤防がある川沿いの道に合流した。
旧津島町の岩松集落である。

その先、Y字路を右に行くと、歴史ある町並みが続くようになる。岩松は、大正から昭和初期に隆盛を極め、周辺からの物産の集積地として発展したそうである。
その町並みの一角に、今日の宿「三好旅館」があった。

夜に飲むビールか何かを買っておこうか、と宿を通り過ぎて店を探してみたが見付からず、宿へ入ることにした。
心配しなくても、宿内に110円の酎ハイまで売っている自販機があった。

宿に入って、声を掛ける。女将さんが出て来られて、本館にある部屋まで案内してくれた。

間に別の店を挟んで、本館と新館があり、寝るのは本館、食事は新館であった。
新館と言っても、建物はどちらも年季が入っていた。

自分一人のために宿を開けてくれたのかと申し訳なかったが、もう一人、一般客が泊まることになったそうで、一安心であった。



本日のコースタイム
ホテルサンパール7:14→9:29「DE・あい・21」9:42→10:35須ノ川海岸11:37→13:03嵐坂ポケットパーク14:15→16:07三好旅館


歩行距離:25.0km
 歩数  :37011歩
最高気温:31.5℃
最低気温:23.2℃[旧御荘町]  


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2019年09月21日

【3巡目-433】 津島へ [2017年8月27日]〈その11〉

川沿いの道は選ばず、旧道に入る。
一旦国道に出るが、すぐにまた山裾の方へと入る。へんろ地図では、於泥バス停から分岐している道である。

集落が途切れると、田んぼを挟んで遠くに、お馴染みのサークルKや宇和島道路のインターチェンジが見えている。

再び集落の中を歩くようになる。公園らしき場所があるが、ウルトラマンの大きな看板や怪獣の石造があったり、面白いものが点在している広場があった。ベンチもやたら沢山あり、一休みさせてもらうことにした。

警備会社の車も中に止められている。これはもしかしたら、私設の公園で、一般人は入ったらダメだったのかも。

和牛専門店の「あったりなかったりや」という変わった店がある。平日は注文があれば販売、土曜日は午後の2時間だけ営業、となっていた。何か理由があるのだろう。

この道沿いには、面白い物件が多かった。

石材店の一角には、まるで自画像のような石像が道端に置かれていて、驚いてしまった。
顔はこんなにいかつくは無いが、面長な所や、下腹ぽっこり体形、猫背な所もそっくりである。
自分と似た石像に出会えて嬉しかった。  


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