2023年04月03日

【4巡目-23】 9番法輪寺 [2021年2月20日‐その7]

(9)法輪寺に到着する。

門前にある店でたらいうどんを食べたこともあるのだが、既に営業していなさそうな雰囲気だったが、どうなのだろうか。

このお寺の名物?と言えば、納経所に隣接した、広い屋根付きの休憩所だろう。

天候が悪くても、濡れずに休ませてもらえそうな、歩き遍路に優しい空間である。もっとこんな場所が増えたらいいのだが。

「今こそ四国遍路」によると、健康祈願の草鞋がたくさん奉納されている、となっている。
確かに、草鞋と何か木の実のようなものが、どっしり置かれていた。

「足腰のお守りとして持ち帰る人も多い」と書かれているが、こういったものは勝手に持って帰っても大丈夫なのだろうか。

(9)法輪寺を出立する。

田園地帯を抜けて集落の中へと入る。
道の突き当りにあったはずのお遍路さんお接待所は、ただの空き家になってしまっていた。  


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2023年03月31日

【4巡目-22】 8番熊谷寺から、9番法輪寺へ [2021年2月20日-その6]

納経所では、「歩き遍路」と認識されなかったようで、駐車料金を請求されてしまった。
いつもみたいに、少し小汚い遍路スタイルじゃなかったからだろう。

(8)熊谷寺を出立する。

来る時にはくぐらなかった、仁王門を通り、高速道路の高架下を抜けると、(9)法輪寺に向かって、田んぼが広がるようになる。

1番から歩き始めて、広々とした田園地帯を歩くのは、ここからだろうか。

道を拡げるのか、新しい道が出来るのか、広く道路工事をしていた。
もう完成して、景色は変わっているかも知れない。

吹きっさらしの田んぼの中を歩く。風のある日は大変だろうが、この日は大丈夫だった。

(9)法輪寺に到着する。確か、(6)安楽寺でも見掛けた托鉢の方がお経を唱えていた。

托鉢禁止、と厳しい札所もあるが、お経を唱えながら立ちっぱなしとは凄いなあ、と思ってしまう。
ただ、人の姿が無くなるとお経は止めてしまっていた。誰もいなくても、ずっと唱えている訳ではないのか。  


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2023年03月28日

【4巡目‐21】 8番熊谷寺 [2021年2月20日‐その5]

越久田さんのお接待所を出ると、広い敷地の大きな建物があった。
ここが「天然温泉御所の郷」である。思ったよりも随分と規模があった。

そのまま道なりに県道を進んで行くと、(8)熊谷寺の案内板があった。右折すると、熊谷寺の到着となった。
手前にある仁王門を通らず、である。

熊谷寺と言えば、昔の観光地のような音声が駐車場に流れているのが印象的だったのだが、今回は静かだった。
偶々なのか、流すのを止めてしまったのだろうか。こんなお寺もあって良いかなあ、と思っていたからかなり残念である。

「今こそ四国遍路」によると、(8)熊谷寺には、四国最大にして最古の多宝塔(たほうとう)がある、という事である。

多宝塔とは何?と今になって調べてみると、「平面が方形(四角形)の初層の上に平面が円形の上層を重ね、宝形造(四角錐形)の屋根を有する二層塔婆を「多宝塔」と呼称する」となっていた。

宝物がある建物か、と思ったが、簡単に言えば、四角、丸、四角の建築様式、と考えればよいのだろうか。
写真を見ると、確かにそうなっていた。  


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2023年03月25日

【4巡目-20】 7番十楽寺から、8番熊谷寺へ [2021年2月20日‐その4]

突き当りに、お遍路さん接待所の案内板がある。
初めて歩き遍路をした時からある看板かと思う。

左方向が進路で、これまで遍路道に忠実に歩いていたからパスしていたが、どんな場所だろうか、と今回は行ってみることにした。右方向に進む。





古くなったビニールハウスに、煤けてしまったお接待所の看板があった。

車庫のシャッターが閉められており、貼り紙がしてあった。

民宿の越久田屋さん関連なのだろうか、越久田という名字でお接待所の閉鎖に関する文章が書かれていた。93才と91才で二人とも老いてきたので決断しました、との事だった。



それも、日付は令和2年12月31日となっていたから、ほんの二か月前までお接待してくれていたようである。

二人で二百才目指して頑張ります、と結ばれていた。  


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2023年03月22日

【4巡目-19】 7番十楽寺 [2021年2月20日‐その3]

(6)安楽寺を出立。
山門を出て右側へ進みぐるっと回るのが正解かと思うが、久し振りに左側へと進む。
と言っても、1~200m程ですぐに合流する。

合流点から脇道へと入り、「真念しるべ石」のある所を通り、15分程で(7)十楽寺に到着した。

ここは、マスクをしないと入山禁止、となっていた。
新型コロナに対する警戒が強そうである。

真冬という事もあって、手がかじかんで動かない状態だが、これから気温はグングン上がるはずなので、我慢する。

(7)十楽寺を出ると、すぐ右方向へ進むのが普通だが、少し戻った所に石碑などがいくつかかたまっている場所があった。

(6)安楽寺から歩いてきて、そのまま道なりに進む感じである。

ここを進む方が昔からの道っぽい感じがして、歩いてみることにした。
英語版のへんろ地図では、四国のみちに指定されている。

遍路石もあって、指差ししている。5分程ですぐに通常の遍路道に合流した。  


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2023年03月19日

【4巡目-18】 6番安楽寺 [2021年2月20日‐その2]

午前8時前、(6)安楽寺に到着した。
本当はここの宿坊に泊まりたかったのだが、ネットで調べると、この日は満室になっていた。

それで諦めたのだが、「旅館吉野」でここに泊まったお遍路さんと会い、数人しか泊まっていなかったらしい。
電話で予約していれば泊まれたかも知れなかった。前にも同じようなことがあった気が。

少し境内の様子が変化しただろうか、電話ボックスのようなものが、かつてはあったような気がする。
参拝を終え、遍路用品や土産物を売っていたり、コーヒーも飲める「お四国のしらかわ」さんに寄ってみる。

まだ営業時間前だったが、中に入らせてもらえた。

金剛杖を探すと、訳ありで300円、という格安の物が売られていた。喜んで購入する。

四巡目は、遍路装束を返上するつもりだったのだが、やっぱり杖をつきながら歩かないと、何か物足りない。

何が訳ありなのか分からなかったが、普通の金剛杖と使っている木の種類素材が違うのか、重たい。これも安さの一つだろうか。つるつるした感じもあるが、まあ良い。  


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2023年03月16日

【4巡目-17】 民宿森本屋から、6番安楽寺へ [2021年2月20日‐その1]

昨夜は21時過ぎには就寝、朝は6時近くまでぐっすり寝ていた。

NHK天気予報によると、今日の最高気温は18℃、昨日とは打って変わって、2月とは思えない暖かさとなりそうである。

寝すぎてなお眠い、といった状態の午前7時前に、(5)地蔵寺門前の「民宿森本屋」を出発した。

放射冷却現象だろうか、今朝は氷点下近くまで気温が下がったようで、空き地や畑など、霜が降りていた。

手袋を忘れたから、手がかじかんで大変である。

これまで何度も歩いている遍路道のはずなのだが、あまり記憶に残っておらず、所々に覚えのある場所がある感じだった。

この、階段の無いアパートはずっと前から変わらずそのままである。今回は、売りに出されていた。

知らないのか、覚えていないのか、新しいお遍路さん休憩所も出来ていた。

(5)地蔵寺門前から、1時間ちょっとで(6)安楽寺に到着した。  


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2023年03月13日

【4巡目-16】 民宿森本屋 [2021年2月19日]〈その16〉

午後5時を少し過ぎて、「民宿森本屋」にチェックインした。女将さんが出迎えてくれる。

まずは、洗面所で手洗いとうがいを促されて、ちょっとたじろいてしまった。
新型コロナに関して、人によって警戒感に個人差があるのを感じる。

二食付きで予約をしたのだが、その影響で素泊まりとなってしまった。

食事のある宿に泊まりたかったのだが、予約が通ってしまっていたので変更するのも面倒で、仕方なかった。近くの希望する飲食店へ送迎してくれる、との事であった。

徳島ラーメンの店に連れて行ってもらった。

ラーメンは大好きなのだが、今一つだった。
そう言えば、以前にも徳島ラーメンの店に寄った時、口に合わなかったことを思い出した。

今から考えると、この頃から、食べ物の味にこだわりが出てきたようである。以前は、何でも出されたものはそこそこ美味しく食べられたのだが。

ちなみに、ラーメンはくるまやラーメンがお気に入りです。
隣にあったコンビニで買い出しをし、宿へと戻った。


民宿森本屋(おんやど森本屋):素泊まり 4700円  〈1階 (は) 6畳〉
      ※洗濯機・乾燥機、使用していないので不明。茶あり、浴衣・シーツなし。
        共同の冷蔵庫があったような。宿前に自販機あり。
        宿泊客:歩き遍路1名  


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2023年03月10日

【4巡目-15】 5番地蔵寺 [2021年2月19日]〈その15〉

(5)地蔵寺の本尊は「勝軍地蔵菩薩」で、馬にまたがる勇ましい姿、という事である。

本堂を覗いてみると、確かに馬にまたがった仏像であった。

調べてみると、これは「前立本尊」と言って、御本尊の御身代わりとして、まったく同じ姿につくられたものであり、実際は5センチほどの小ささであるようである。
また一つ、勉強になった。

こうやって、ガイドブック片手に参拝するのも、なかなか面白い。

午後5時をちょっと過ぎて、地蔵寺門前にある「民宿森本屋」へと向かった。

以前は古い外観だったかと思うが、その後改装されたようで、綺麗に生まれ変わっていた。
室内も、同様に新築のような感じだった。

宿のホームページから宿泊の予約が出来るようになっており、なかなか便利だった。




本日のコースタイム
高速鳴門7:51→8:16撫養港8:29→12:27(1)霊山寺12:56→13:16(2)極楽寺13:45→14:20(3)金泉寺15:00→16:12(4)大日寺16:27→16:46(5)地蔵寺17:05→17:07民宿森本屋


歩行距離:27.1km
 歩数  :44845歩
最高気温:9.1℃
最低気温:1.8℃[徳島市]  


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2023年03月07日

【4巡目-14】 4番大日寺、5番地蔵寺へ [2021年2月19日]〈その14〉

2005年に歩いた時には、お寺の少し手前の道端に、野菜だったろうか、物品販売のおばさんがいて声を掛けてくれたのだが、今も出店されているのだろうか。

午後4時を過ぎて、(4)大日寺に到着した。

「今こそ四国遍路」によると、朱塗りの鐘楼門だが、1階部分が角柱、2階部分が円柱、という変わった造りになっている、という事である。

それが珍しいものとは、もちろん知らなかったが、確かにそうなっている。

ここでも、他の参拝客は一組、と寂しかった。

納経を終え、(5)地蔵寺を目指す。

少し来た車道を戻り、住宅街へと入る。
4番から5番までは、ずっと舗装路である。

五百羅漢を通り、地蔵寺には、午後4時50分過ぎの到着となった。

納経書きの方だろうか、納経へのお誘いがある。
参拝してからでも間に合いそうではあったのだが、そう言ってもらえるのなら、と先にしてもらった。

お参りしてから納経を、と注意書きのあるお寺もあったりして、人(寺)それぞれだなあ、と思った。  


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2023年03月04日

【4巡目-13】 4番大日寺へ [2021年2月19日]〈その13〉

四巡目の話に戻ります

(4)大日寺へと向かう。

あぜ道を通ったり、民家の横をすり抜けたり、楽しく歩ける区間である。

雰囲気の良い歩きの土道が続くのだが、道の両側に、新しい木の杭も並んでいたのが気になっている。

道を広げて、コンクリート製にするのでは、と心配になってしまった。この後、どうなったのだろうか。変わりが無ければ良いのだが。

そんなのどかな場所にうどん屋さんがあったのだが、廃業してしまっていた。以前、お接待の申し出があったのを断ってしまったことが、今だ引っ掛かっている。

山裾を辿るような小道を抜けて、少し開けた場所を歩くようになる。

ポツンとあった民家から、カラオケの声が流れてきて、人が集まっている様子が窺える。

そこに来ていた人だろう、お四国さんか、と声を掛けられる。
この新型コロナの時期に歩いていることで叱られるのか、とドキッとしたが、大丈夫だった。

お接待で、持っていたお菓子をいくつか手渡してくれた。  


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2023年02月28日

2023冬 歩き遍路 トピックス(後編)

3日目[2月20日]は、ようやくこの場所に辿り着くことが出来ました。

すぐ目の前まで行けるとは知らなかったのです。
お大師さんと、肩を組んできました(笑)

天候が良く、遠く徳島市内や海まで遠望出来ました。
お大師さんと背中合わせに昼食のおむすびを食べました。何とも贅沢な時間でした11

「いわや道」を歩き、この日は、「山茶花」に泊まりました。

毎日でも食べたい家庭料理が、たんまり出てきます。

篠山神社の参拝を予定しているなど、マニアックな遍路道を選んで歩く、通しのお遍路さんと同泊、会話が楽しかったですicon102


4日目[2月21日]は、国道経由で(23)薬王寺を目指します。

前回歩き逃していた、「星越峠」を訪ねることが今日のメインイベントです。
レトロな標識が残っていました。

ようやく訪問出来て満足です。

(23)薬王寺は写真を撮っただけで、走って日和佐駅へ。2時間に1本の汽車にギリギリ間に合いましたicon58

徳島旅行割のクーポンを使って、温泉と食事をし、深夜に金沢へと帰って来ました。  


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2023年02月24日

2023冬 歩き遍路 トピックス(前編)

2月18日(土)からの4日間、冬の歩き遍路に行って来ました。

全国旅行支援が実施されていましたが、面倒くさそうで利用は考えていませんでしたicon106

予約の電話をした時に、宿の方から、ワクチンの接種証明と身分証明書を持参してくれれば利用出来ます、と言ってもらえました。簡単でしたね。
2割引きで泊まれました。

歩き遍路の方とは、7~8人程出会いましたicon110

それでは、今回の遍路旅を簡単に紹介します11


1日目[2月18日]は、車で徳島入りです。

廃業予定の白鳥温泉に浸かってから歩き始めるつもりが、途中PAで爆睡してしまい、時間が無くなって立ち寄れませんでしたicon107

佐古駅に車を止めて、午後遅く、前回区切った地蔵橋駅から歩き始めます。
この日は、「民宿ちば」に泊まりました。気さくなご主人に癒されました。

2日目[2月19日]は、近年復元されたと言う、「櫛渕へんろ道」を歩きました。

番外の「星の岩屋」、「佛陀石」を参拝。




この日は、「みかんの宿」に泊まりました。

女将さんが、上沼恵美子風のしゃべりで面白かったです。
とても居心地の良い宿でした。



後編へと続きます

  


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2023年02月20日

【4巡目-12】 3番金泉寺 [2021年2月19日]〈その12〉

(2)極楽寺から、(3)金泉寺を目指す。
早速、車も通れないような細い道となる。ここからが、歩き遍路の楽しい所だろう。

墓地を抜けると再び車道に。静かな普通の住宅が並ぶ県道を進む。

四角い石が点々と敷き詰めてあるあぜ道を通りぬけると、(3)金泉寺に到着となった。
極楽寺からは、約35分である。

新型コロナの影響で、1番2番で見掛けた夫婦が参拝しているのみ、と寂しい札所であった。

「今こそ四国遍路」によると、金泉寺の護摩堂の格天井には、美しい花鳥が描かれている、と言う事である。

護摩堂はどこやろ、と探し天井を見てみると、何とか絵が描かれているのが分かった。

(3)金泉寺の納経所は教育が行き届いているのか、いつ訪れても感じの良い対応をしてくれる。

ここで、スマートフォンの電源が切れてしまった。
ここまでの道程など計測してくれていたのだが、分からなくなってしまった。

まだスマホに慣れていない頃だった。これを機に、モバイルバッテリーを購入したり、こまめに電源を消すことを学習することになった。  


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2023年02月16日

【4巡目-11】 2番極楽寺 [2021年2月19日]〈その11〉

(1)霊山寺での参拝を終え、(2)極楽寺を目指す。

昔からの遍路道もあるが、今回はそのまま県道を直行した。

途中、脇道を入った所にうどん屋さんがあり、入ろうかどうしようかとウロウロするも、止めることにし、20分弱で次のお寺、極楽寺に到着した。

四巡目は、遍路衣装を身に着けずに普通の格好で歩くことに決めていたのだが、金剛杖は欲しいなあ、と思い、ここの感じの良い売店で購入しようと考えていた。

が、新型コロナの影響で、昨年4月からずっと休業、となっていた。

(2)極楽寺の山号は、日照山となっている。

「今こそ四国遍路」によると、本尊の阿弥陀如来像から差す光が遠く海まで達して、驚いた魚が逃げてしまい、不漁続きとなってしまった。

困り果てた漁師たちは、阿弥陀様にお願いして、本堂の前に小山を築いて光を遮ったそうで、「日照山」という山号がついたそうである。

確かに、ちょっと小山になっている部分があった。
なかなか面白い。  


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2023年02月12日

【4巡目-10】 1番霊山寺 [2021年2月19日]〈その10〉

(1)霊山寺で手を合わせて、「今こそ四国遍路」でお勉強しながら境内を周る。

この頃は、新型コロナの影響で、首都圏を始め、人の多い地域には移動の制限があった時期である。

何と、一番札所でありながら境内には誰もおらず、貸切状態だった。
後に、ようやく夫婦らしき方たちがやって来た。

以前は本堂の横に遍路用品店や納経所があって、写真の場所と、どちらでも納経してもらえたかと思うが、今はこちらに集約されているようだった。

中に入ると、納経書きの方はちょっと出ているそうで、しばらくお待ち下さい、との事で、コーヒーと茶菓子をお接待してくれた。

参拝客が少なく、(1)霊山寺でも、このような状態だった。

店員のおばちゃんは気さくな方で、お接待の茶菓子を頂き、楽しくお話をする。
高速鳴門から歩いて来たことを話すと、驚いていた。

一番札所と言えば、自分が歩き遍路を始めた頃は、対応が悪いとのもっぱらの噂で、自分自身も冷たく対応されたことがあった。
16年経って、係の方も世代交代したのか、今ではすっかり変わった印象である。  


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2023年02月08日

【4巡目-9】 1番霊山寺・四巡目を開始するにあたって [2021年2月19日]〈その9〉

四巡目は、参拝は簡潔にし、何年前かに購入した、左の「今こそ四国遍路」という冊子を手にしながら周る計画である。

各寺ごとに、見所などを紹介しており、これでお勉強しながらの遍路である。

般若心経を始め、蝋燭・線香・納札も省略。手を合わせるだけにして、余った時間でお寺の歴史を勉強したりとか、境内を見て回りたいと考えています。


2021年2月7日の記事です。
https://masaushi3975.kitemi.net/e111216.html


この本によると、(1)霊山寺仁王門を入ってすぐ左に「縁結び観音」があります、となっていた。

本当にあるのかなあ、と思ったら、確かに観音様がいらっしゃった。
これまで何度も霊山寺を訪れているのだが、全く気が付かなかった。

今回の遍路旅では、本に書かれているものをチェックしながら札所を巡り、なかなか楽しかったのだが、今になって振り返ってみると全く頭の中に入っておらず、ほとんど忘れてしまっていた。

元々、寺社仏閣には興味があまり無いことから、何度も復習が必要なのだろう。  


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2023年02月04日

【4巡目-8】 撫養港(岡崎)から、1番霊山寺へ [2021年2月19日]〈その8〉

十輪寺を過ぎ、二股の所に、またも遍路石があった。
結構、最近のもののようにも見える。

遍路道は右だが、徳島は左の方へ、と指示していた。ここから徳島市内へと続く街道があったのだろうか。何か面白そうである。

一旦、新しい県道に合流し、再び旧街道らしき道に入ると、そこは板東駅へと向かう時に歩く、お馴染みの道となった。

道路に引いてあるグリーンの線に沿って歩き、(1)霊山寺には、午後0時27分に到着した。

高速鳴門バス停には午前7時50分に着いたから、そこから撫養港(岡崎)を経由して、約4時間半で1番に到達した、という事になる。

ゆっくりペースでこれくらいの時間だったので、ご参考までに。

へんろ地図の後ろのページに、これまで歩いた場所の地図が掲載されており、高速鳴門から1番までの距離は9.2km、となっている。
バス停から直行すれば、2時間半で歩けるのだろうか。もっと距離がありそうなものだが、と少し自分で調べてみた。

ほぼ一直線に走っている、JRの鳴門駅から板東駅までの距離だけでも10.6kmあるから、9.2kmというのは、おそらく間違いだろう。約12kmだろうか。  


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2023年01月31日

【4巡目-7】 撫養港(岡崎)から、1番霊山寺へ [2021年2月19日]〈その7〉

旧撫養街道からちょっと外れて、池谷駅に立ち寄ってみた。

高松・鳴門方面の分岐駅となる場所だが、随分と廃れてしまっている印象で、昭和の雰囲気が残っていた。

一昔前はそれなりに人もいたのだろうが、今は廃商店が残っているだけの静かな住宅街だった。



池谷駅を出て、線路に沿って静かな狭い道を進む。
それでもバス路線になっているようで、ドイツ村へと向かうバスが通過していった。

何でもない道端に、「四国一番 霊山寺」と書かれた看板がかろうじて残っていた。

この道が、霊山寺へのメイン街道だった頃のものになるのだろう。それは昭和何年位までの事だったのだろうか。


歩みを進めると、へんろ地図にも掲載されている、十輪寺(談議所)があった。

写真を撮っただけであっさり通過するが、看板には、「四国霊場第一番前札所」と添え書きされている。
由緒ある場所だったのだろうか。
  


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2023年01月27日

【4巡目-6】 撫養港(岡崎)から、1番霊山寺へ [2021年2月19日]〈その6〉

阿波神社にちょっと立ち寄って、明日の宿の予約をしてみる。
この時はコロナ禍で、宿が営業しているかどうか、という時期だった。

本日の宿は、5番地蔵寺の門前、「民宿森本屋」にネット予約済みだが、明日の宿はまだである。

(11)藤井寺近くの「旅館吉野」に電話をしてみる。
すんなりと予約がとれた。
念のため、食事は提供されるか聞いてみると、当然、二食付き、という感じで安心した。
最近では、二食付きの宿が減ってきて、悲しんでいる所である。

宿の予約が出来た所で、出発する。
池谷駅の手前で、道を間違えてしまった。

祠がある踏切の手前で右折しなければならなかったのだが、そのまま線路を渡って、道なりに直進してしまった。

田園地帯に突入して、何かおかしいなあ、と地図を確認して、誤りに気が付いた。

(1)霊山寺まで、旧撫養街道を歩いて間違いやすいのは、ここだけだろうか。  


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